2011年6月21日

X-RITEのi1 Photo Proはかなりお買い得?

あこがれの、といっても手に入れたところで使いこなせない可能性大のi1の最上位シリーズがニューラインナップとなりました。
i1 Basic Proからi1 Photo Pro、i1 Publish Proまであります。今までのシリーズと比較すると、全体的にかなり値下げされたようです。といってもまだ高値の花ですけどね。値下げというか、海外との価格差がかなり小さくなったという感じです。逆にいえばボッタクリがすくなくなった?個人輸入や平行輸入業者への対策もあるのかもしれません。

最低グレードのモニター調整のみだとこんな感じ。

国内価格
旧i1Basic 167,160円 → 新i1 Basic PRO 98,000円(税別)

すごく値下げされてますよね。それでも海外価格(B&H)では新i1 Basic PRO $999.00(約8万ちょい)ですから、まだ2万円弱差があります。まあ為替の変動で1ドル100円になったら同じになってしまいますけど。

これまでは、モジュールを追加して、機能をアップしていくというよくわからない売り方をしてました。結局、モニターとプリンターのプロファイルを作ろうとするとこれまではi1XTremeを買うしかなかった。それがこうなりました。

国内価格
旧i1XTreme 25万円程度 → 新i1Photo Pro 138,000円(税別)

ね、安いでしょ。約半額です。B&Hでは$1,399.00 。モニターとプリンター(RGBのみ)のプロファイルが作れて、デジカメのDNGファイルが作れる。i1Photo Proは素人からプロカメラマンまで、これがあれば言うことなしでしょう。i1 Publish ProはCMYKプリンターへの対応のみの追加なので印刷業者さん向けの商品ですね。

i1 Basic PROとの価格差が4万円ありますが、i1 Basic PROには2枚のターゲットがついていません。こういうカラーチャートはとても高価なので、パーツ売りしてくれるとしても一枚で一万円以上とられちゃうでしょう。それが2枚ついてくるわけですから、差額4万円の内訳は、25,000円がチャート代、プリンタープロファイル作成ソフトが15,000円ぐらいになります。

i1 Basic PROからのアップグレードはPublishしかないので、プリンタプロファイルを作成したいと思ったら9万円かかってしまいます。やはり、i1Photo Proが一番お買い得でしょう。B&Hでは、UVフィルタータイプは100ドル値段が高いようですが、日本ではどちらも同額ですから、買うならUVタイプですね。

i1Publish Proもアップグレード購入がお得

i1Publish Proを最初から買うと、199,290円。
i1Photo ProからPublishにアップグレードすると、146,790+52,290=199,080円となぜかこっちが210円安い。(加賀電子の価格)まあ、同じ価格なら、わざわざアップグレードで購入する必要はないと思うでしょう。

でも、違うんですよ。Publishのアップグレードには、カラーチャートのターゲットがついてきます。つまり、i1Publish Proを買ったら、ターゲットは1セットですけど、i1Photo ProからPublishにアップグレードすれば、同じ値段で、ターゲットが2セット手に入るわけです。2セットあれば、現場持ち出し用と保管用とに使い分けると便利です。

省略された機能

安くなっていいことばかりではないかもしれません。スキャナーのプロファイルは作れなくなりました。もっとも、スキャナープロファイルを使っているユーザーがどれくらいいるか疑問ですけどね。高性能のスキャナーも需要のなさから開発されなくなり、プロファイルの需要もなくなったという事でしょう。

それと、高価なターゲットを購入すれば、これまではデジタルカメラのICCプロファイルも作れたのですが、これもなくなってしまいました。デジタルカメラのプロファイルは、撮影条件を厳密に揃えないと適用が難しいので、こちらもより実用的なカラーチェッカーパスポートに置き換えられたようです。

モニターキャリブレーションでのRGBゲイン調整

これもなくなってしまったようです。最近はハードウエアキャリブレーション対応モニターが多くなってきて、それぞれ専用ソフトがありますからね。モニターも低価格化が激しいですから、RGBゲイン調整なんかついてないモニターが主流なのかもしれません。

プリンタープロファイルは充実

作成できるカラーパッチが6000色まで増えた。もっとも人力ではそこまではとても無理。カラーモンキーと同じように、画像から自動的に傾向色を抽出してカラーパッチも作れるようだ。印刷データを測色して検証、以前のプロファイルとの比較。環境光の影響もプロファイルに反映できる。そして付属の穴あきマクベスチャート(ColorChecker Proofターゲット)で、印刷物の色を目視で確認できる。出来ない事を探すほうが難しいぐらいだ。

この穴あきチャートいいよね。別売りしてくれないかな。

i1 Photo Proがお買い得

全体的には、プリンター関連を充実したリニューアルなので、i1 Basic PROではあまりメリットがありません。アップグレードも出来ますが、全部Publishになってしまいます。CMYKプリンターのプロファイルなんて必要ないですからね。i1 Photo Pro使ってみたいなあ。あるいは、ジャンクな旧製品を見つけてアップグレードする手もあるか。


X-Rite i1Photo Pro KHG1405

マクベスチャートを基準

入出力のプロファイルに関して、24色チャートをすべての基準としていて、全体として使いやすいというか、理解しやすい感じがします。目視を大事にしている点も特徴です。色の正確さを機材だけに頼ってしまうと、狂いに気がつかない場合もあるでしょう。現物のコンパクトなカラーチャートを常に手元において、モニターや印刷物をチェックしつつ、おかしいと感じたら再キャリブレートするという使い方なんでしょうね。

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