2009年1月8日

スキャナプロファイルの検証

EZ COLORでのスキャナープロファイル作成について、大きな効果を実感できないままでいたが、デジカメの入力プロファイルを思いつきで作ってみて、デジカメのノイズの多さと逆にスキャナーのノイズの少なさに関心した。そこであらためてプロファイルの効果を検証してみた。以前、初めてスキャナプロファイルを作成したときに、画像比較のためヒストグラムを比べてみのだが、EZ COLORのヒストグラムは特にギザギザが目立ったため、イマイチかなあと感じていた。
上から、無補正、純正プロファイル、EZCOLORの順。

level

ターゲットの画像だから、やや極端にギザギザが出ているが、暗部で無理やり色を揃えているようだ。しかし、実際の画像では、純正プロファイルよりむしろ乱れがすくないようである。

EPSON GT-F600

f600

画像は上から、無補正、純正プロファイル、EZCOLORプロファイル、EZCOLORプロファイル+レベル補正で中間グレーをスポイトでクリックしたもの。
無補正では全体に暗めだが、暗部が潰れているわけではない。純正プロファイルをあてると彩度があがるが、グレーが青みがかる。EZCOLORでは彩度がさらにちょっとあがるがグレーがグリーンぽくなる。これが気にいらなかったのだが、レベル補正で中間グレーを指定すれば、かなりピッタリになった。GT-F600は、プロファイルをあてても、ノイズの増加や階調の破綻がモニター上ではほとんど見られないなかなか優秀なスキャナのようだ。もっとも200dpiで判断するのは可哀想だが。

CANON 8400FV

同様に、無修正、純正、EZ、EZ+グレー補正である。2つめの19の下のグレーが荒れているのがわかる。

8400fv

無補正ではエプソンよりやや明るめにスキャンされる。200%の拡大表示にすると、低彩度の暗部にノイズが目立つ。純正プロファイルをあてるとそれが強調されてかなり荒れる。全体の色調は悪くないのだが。EZCOLORでは、暗部ノイズを強調しないようで、こちらの方が具合がいいが、青みががる。ので最後にグレー補正。これでまずまず。

お次は複合機のPM-A900

a900

8400FVほどではないが、ノイズがあり、純正ではそれがさらに目立ち、EZではそれが抑えられるが青っぽくなり、グレー補正。というわけで同じ傾向が見られた。

最後は、PX-A550

a550

このCISスキャナには結構クセがある。無補正ではRがかなり強いのだが、グレースケールはグリーンよりなのだ。レベル補正だけではうまく修正ができなかった。純正プロファイルでかなり改善されるが、EZ COLORの方が色がすっきりするようだ。ノイズはあるもののプロファイルをあてても乱れるほどではない。色さえあわせられれば、悪くないスキャナだ。

スキャナの場合は、入力(CCD素子)も出力(モニター)もRGBであるから、プリンターほど複雑な変換ではないのではないか。基準となるカラーサンプルをスキャンして、補正はドライバーでもレタッチソフト上でもいいだろう。設定さえ保存しておけばいい。
ノイズの多いスキャナに下手なプロファイルを当てると全体の色合いは改善されたとしてもノイズが強調されて画質がさがる場合もあるようだ。純正プロファイルに比べてEZCOLORでは、彩度アップと、ノイズを増加さない点で優れていた。これでニュートラルなグレーが一発ででてくれればOKなのだが。
というわけで、裏ワザである。
ターゲットをスキャンしたデータを改ざんしてしまうのだ。
EZCOLORのプロファイルをあてた画像データのグレーをニュートラルに近づけるためレベル補正で調整すると、例えばA550ではR1.02、G0.99であった。ので、プロファイル作成のための無補正データを反対に補正する(R0.98、G1.01)。この補正データをEZCOLORで読み込んでプロファイルを作った。これは、なかなかうまくいった。

今回はとても限定された方法での検証ですから、まあ参考程度にしてください。

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