炊飯器のクーデター?電池交換だけでメーカー送りなんて。 SANYO ECJ-JS35
3年弱使い続けた炊飯器(マイコンジャーSANYO ECJ-JS35)の時計が止まってしまった。どうやら内蔵電池が切れたらしい。これを使う以前は炊飯と保温だけのシンプルな炊飯器とテントウムシタイマーを組み合わせていた。最近のは小さな炊飯器でも内なべに厚みがあって、さらに圧力も加わって玄米なども炊けるので切り替えたのだが、たったの3年たらずでこの有様。
ネット検索すると、同様のケースがたくさんでてくること。電池交換はメーカー送りとなり数千円かかるようだ。コンセントを常時繋ぎっぱなしにすれば時計は動くのだが、時計を動かすだけのためにコンセントを差しておくのは待機電力がかかるしもったいない。これはやっぱり、分解&自力交換か。
裏側のネジと表面の化粧カバーをはずすと、簡単に基盤にたどり着くが、やっぱり電池は半田付け状態。操作パネルのシールを部分的にはがして、基盤を固定しているネジをはずした。基盤の裏側の電池を固定しているハンダを半田ゴテをあてて溶かしつつ、電池をひっぱって引っこ抜く。

電池の品番はCR2450だった。近所のホームセンターで探したが一般的ではないらしく見当たらない。仕方ないので形が近いのをゲット。CR2477。直径はほぼ同じだが、やや厚みがある。CR2450が600mAhに対し、CR2477は1000mAhらしい。これなら5年は持ちそうだ。CR2450から端子をペンチでひっぺがし、CR2477に半田付け。
これは、危険な行為なので止めましょう。というかやってみたけどハンダがはじかれてしまってくっつきませんでした。仕方ないのでペットボトルのキャップを薄く切って、穴を開けて端子を通し、なんちゃってホルダーを作りました。電池をはめ込んでも浮きあがってしまうので、セロテープで止めるといういいかげんさ。

時計の動作を確認し、組み立てて、修理完了です。せっかくなので待機電力を計測してみました。ワットチェッカーではなくて、デジタルマルチテスターですから、かなり正確に測れます。

10.2mAですね。100Vだと、1.02W。液晶の時計に1Wはかかりすぎですね。でも、1年間にかかる電気料金を計算してみると。
1W*24*365/1000*15.58=136円
たったこれだけ?
交換のために買った電池は398円ですから、これが5年間持ったとしても270円しか得をしませんね。かなりがっかりしました。
というわけで当サイト的、炊飯器のおすすめの使い方は、常時コンセント差しっぱなしという結論です。時計の電池が終わってしまったら、コンセントに差しっぱなしにして、壊れるまで使いましょう。待機電力の料金が、電池交換の為のメーカー修理代を上回る事は決してありません。
それと、製造年月日が新しいものを買うという事ですね。ECJ-JS35は2008年に買ったのですが、製造は2007年でした。製造された時点で時計は動き始め、内蔵電池は消費され続けます。長期在庫の新品が2年間倉庫にあったとしたら、電池の寿命も2年短くなっているわけです。
電池メーカーなのに、自社製品を使わないサンヨー
それにしても、うちの炊飯器の電池寿命、やけに短い。取り外した電池をよくみると、メーカー名の刻印すらありません。しかも、リチウムハッテリーなどと、文字まで間違ってます。おいおい。
検索すると中国製で全く同じ製品が見つかりました。これですね。
CR2450
サンヨーは電池メーカーなのに、こんなバッタ品を製品に使うんですね。安い製品には、安い電池ってことなんでしょう。
保温は使いませんが、毎晩予約タイマーセットして朝炊飯ですから、一日の半分はコンセントにつながっていたことになります。それでも3年持たないのですから、一万円以下の製品なんて使い捨てってことなんでしょう。
インクジェットプリンターの廃インクタンクエラーのような、炊飯器の突然のクーデター。メーカーに問い合わせると数千円かかると脅され、やむなく買い替えを選択する人も多いだろう。説明書には、使わない時はコンセントは抜きましょう。と記載されているが、コンセントを抜くと電池が早く消耗するとは記載されていない。しかも、簡単にお客さんが自分で電池交換が出来るような炊飯器は、これだけたくさんのメーカーがあるのに皆無である。これは、買い替えを促すための、メーカー同士の暗黙の了解ではないだろうか。
2011年10月20日 今度は内釜が剥げてきた。
時計は元気に動いてますが、内釜のフッ素塗料?テフロン加工はかなり剥げてきました。内釜は交換部品で取り寄せ可能でしょうけど、いくらぐらいするものなんでしょう。さくっと調べてみると5000円程度のようです→同タイプのECJ-IS35の内釜。
ちょっと微妙な額ですね。この炊飯器のデザインは、もう7年ぐらいは変わってなくて、今でも同じ形のものが販売されてるロングセラーです。現在はSANYO ECJ-MS30になってますね。こちらの価格は、な、な、なんと。
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熱伝導の良さがうまみを引き出す「銅コート厚釜」ECJ-MS30-WB サンヨー マイコンジャー炊飯器(… |
新商品に切り替わるのか、投売り価格ですね。内釜買うなら、これを買えって感じです。サンヨーも廃アール、もといハイアールに売却されるようです。商品が被るような低価格ゾーンの商品は整理、統合されてしまうかもしれません。
大変楽しく読ませていただきました。
我が家の炊飯器も2週間ほど前にタイマー炊飯ができなくなり電池切れを確認したところでした。
同じように交換しようと思っていたのですが、1Wなら確かに差しっぱなしの方がいいですね。
#ちなみに家内が「いい機会だから高級炊飯器に買い換えるぅ〜!」と五月蝿い毎日です。
#こっちの方が深刻です・・・
コメント by いっちぃ — 2010年10月23日 @ 9:06 AM
まさしく、メーカーの思惑どおりに奥さんがはまってますね。説得は難しいでしょう。魅力的な高級炊飯器がいっぱいありますからね。
コメント by junky — 2010年10月23日 @ 10:33 AM
メーカーとしては停電時のバックアップ用電池ぐらいの位置づけなんでしょうね。
電池駆動の電気魔法瓶を買ったのですが、こちらも電池の寿命が心配です。
コメント by とろや — 2010年12月31日 @ 10:55 AM
8年前に買ったサンヨーの炊飯器のタイマー/表示がおかしくなったので、リチウム電池を交換しようと思ってこちらのサイトを拝見させていただきました。小生もゲルマニウムラジオ世代なので、半田こてを持つのは大好きです。
今朝の新聞を見たら、サンヨーは中国の電機メーカーに売却されたそうですね。
いよいよ以って、分解修理に意気込んでいます。ただ、どのように分解するのか^これが問題です
コメント by leftysam — 2011年7月28日 @ 11:34 AM
うちの
サンヨーの炊飯器の時計の電池が切れたので
交換にいくら位かかるのか調べていてこちらに
たどりつきました。
大変参考になりました。
コメント by SATOSHI — 2011年10月19日 @ 8:59 PM
一年前の記事ですけど、未だにコンスタントにアクセスが多いのを見ると、困っている方はかなり多そうです。電池交換した炊飯器は一年経ちましたが、元気に時計は動いています。
コメント by junky — 2011年10月20日 @ 4:56 PM
我が家はパナの炊飯器ですが電池切れを起こしました。
年季物の炊飯器に高いリチウム電池を買うのもあほらしいので
100円ショップで売っているUSBチャージャーの電池ケースを
流用、炊飯器に外付けして修理しました。
外観さえ気にしなければ200円で修理できます。
この記事が参考になりました、ありがとうございます。
コメント by tomo — 2011年10月30日 @ 6:04 PM
2011・11月。我が家のECJ‐IS35も、どうやら電池切れ。修理はメーカー送りになると、同じようにサービスセンターの回答でした。
納得がいかないので、ネット検索していましたら、こちらにたどり着きました。
メーカーの姿勢には、やはり疑問が残りますが、この炊飯器が玄米をおいしく炊くので、実に惜しいです。
コメント by アベッカム — 2011年11月3日 @ 6:22 PM