2011年2月5日

PX-K100モノクロインクジェットプリンターの落とし穴

エプソンは意欲的なプリンターを開発していますね。モノクロプリント専用だそうです。写真向けでなく、ビジネス文書専用ですけど。モノクロ専用とする事でモノクロ印刷のコストが下がるのだそうです。すごいですね。もし、これが本当なら。
PX-203と比較してみましょう。

実売価格

PX-203が12,000円程度、PX-K100は13,500円程度。カラープリンターより高いモノクロプリンターなんて聞いたことない。でも、6,000円分のインクがついてるから仕方ない?

ノズル数

PX-203は128×6列、PX-K100は128×4列。これはPX-203と同じプリンタヘッドで、2列使ってないだけでしょうね。印刷スピードも16ppmと15ppmですから、ほとんどいっしょです。なんでモノクロ専用なのにスピードアップできないかというと、一度のヘッド移動でインク1色で使えるノズルは2列までだからです。仕様では、PX-K100の2本のモノクロインクは基本的に同時交換とあります。例えば、プリントヘッドの往復で、右移動で片側2列、左移動でもう片側2列というように使い分けているのではないかと思います。こうすれば、インクはほぼ同時になくなるでしょう。この部分だけ考えれば、PX-203よりプリンタヘッドは長持ちはしそうです。ただ、価格設定とパーツ類の耐久性を考えれば、廃インクまで使ったら使い捨てでしょうからあまりメリットはないかも。

大容量インクの価格

画像を見る限り、PX-203とPX-K100のブラックインクは同じ大きさのインクタンクです。これを、わざわざ品番を変え、さらに値段を大幅にアップしています。これ、かなりひどいと思いませんか。PX-203のICBK61は2,100円、対してPX-K100はICBK67で2,990円。

コスト比較できるデータがない。

A4モノクロプリント1枚が、2.85円だそうです。これが安いのか高いのかわかりませんが、比較できるデータがありません。エプソンの他のインクジェットプリンターは、カラープリントのみのコスト表示しかなく、モノクロプリントのコストを公表していないから比べようがないわけです。でも、インク価格から比較すれば、連続的使用であれば、PX-203の方が絶対安くなるでしょう。

勝手にまとめ

PX-203から無線LAN、フチナシ印刷、カラープリントなどの機能を削ったのに、インク値上げで印刷コストもアップし、本体価格も値上げという、とても矛盾をしている商品です。本体価格を1万円程度にして、インクカートリッジも共通にして同じ値段にし、せめて無線LANをつければ、きっとヒット商品になっただろうに、全く残念なプリンターです。互換インク対策で仕方ないのかなあ。

モノクロプリントしかしてないのに、カラーインクも減っていく。インクジェットプリンターを文書の印刷のみに使っていたら、誰でも必ず感じるもったいなさです。だからといって、PX-K100を買ったからからといって、幸せになれるかは、わかりません。ご利用は計画的に。


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7件のコメント »

  1. 一応黒ノズルのみの数は 384 から 512 に増えたようですね。
    インクカートリッジの外見のサイズと中身の容量が違うのは毎度のことなので、インクコストは判断保留で。

    仮想敵となる競合商品はモノクロレーザーやリコーのジェルジェットあたりを狙ったのではないでしょうか。
    ビジネス用途だとインクタンクの交換周期の長さも重要なので・・・

    それにしてもインクジェットプリンターで一般的な、インクタンクを高速で左右に振り続ける構造はいろいろ無理がありますね。

    コメント by とろや — 2011年2月5日 @ 10:22 PM

  2. モノクロレーザプリンタで2円台/枚のコスト行くのは中型機以上とかなり限られるので、印刷枚数が多くないところにはフィットするんじゃないんですか?と言うところなんだと思いますが。

    コメント by mmasda — 2011年2月5日 @ 11:04 PM

  3. もちろん、モノクロレーザープリンターに対抗した、置き換え、あるいは併用を狙った商品であることは理解してます。モノクロレーザーよりいい点もきっとあるでしょう。
    ただ、今回の記事は、あくまでPX-203との比較が目的です。
    PX-201、PX-203、PX-502A、PX-503Aなどからわざわざモノクロ目的で買い替える必要はないでしょう。

    コメント by junky — 2011年2月8日 @ 9:57 AM

  4. 普段使わないカラーインクをクリーニングで無駄使いしないで済むので、
    見えない(カタログには載らない)TCOが改善してる製品だとは思います。

    コメント by みゃーる — 2011年2月20日 @ 11:33 PM

  5. カラーインクの無駄はなくなっても、代わりにモノクロインクをクリーニングで失います。ノズルクリーニングで失われるインクコストは結局変わらない。であれば、インクカートリッジが値上がりしたPX-K100のほうがかえってトータルコストが高くなる場合もあるという事。

    コメント by junky — 2011年2月21日 @ 11:14 AM

  6. 思ったより評価が低いですね。
    詰め替えた場合はカートリッジが少ないと安定運用させやすいので
    大判機用のマットブラックで純正詰め替えが面白そうだと思っているのですが。
    ICBK61とICBK67のチップの張替えができないものですかね。

    コメント by プリキッチャン — 2011年3月17日 @ 1:44 AM

  7. チップの張替えは出来ますけど、まだ61インクのリセッターが販売されてませんね。

    コメント by junky — 2011年4月25日 @ 1:08 PM

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