2012年5月27日

PX-204、PX-504Aを購入するなら、黒インクをお忘れなく。

1シーズンで消えてしまったPX-203とPX-503A。新機構の両面印刷を採用する新しい機種でしたが、昨年のモデルチェンジで製造中止となってしまいました。おかしいなあと思っていたら半年後に品番を変えて、ビジネスインクジェットとして再登場しています。何も変わっていませんよ、何も。でも品番が変われば新製品としてマスコミやらネットで取り上げてくれます。

ビジネスインクジェットなのに小さい黒インクがついてくる罠

先日、ちょっと実機に触る機会がありましたが、一番びっくりしたのは、新品についてくる黒インクがICBK62(小容量インク)になったという事です。前モデルのPX-203とPX-503Aでは、ICBK61(大容量インク)しか使えませんから、もちろん購入時にはICBK61がついてきました。PX-204とPX-504Aでは、ICBK61、ICBK62の両方のブラックが使えるように変更となったようです。まあ、これが唯一の変更点でしょうかね。要は、新製品のコストを1,000円ぐらい削減したわけです。

もちろん、これで困ってしまうのは、プリンターを買った人です。ビジネスインクジェットですから、モノクロプリントを中心に、普通紙でバンバン印刷するのが目的です。それが買って帰って、ちょっと使ったらあっという間に黒インクがなくなってあわてる事になります。もし、このプリンターを買うのであれば、黒インクICBK61だけはいっしょに買っておきましょう。ノズル数の関係でこのプリンターは、ヘッドクリーニングすると黒インクがカラーインクの3倍早く消費されるからです。

PX-203はまだ在庫あり。

もし、PX-204、PX-504Aを購入するつもりなら、まだ在庫のあるPX-203とPX-503Aを探すほうが、価格も安いし、黒インクもICBK61がついてきますからお得です。新製品という言葉にだまされてはいけません。という事で探してみると、PX-203はまだ在庫があるようですが、PX-503Aは安いものはなさそうですね。アマゾンにはまだ少しあるようです。

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最近、インクジェットプリンターは、AMAZONが最安値。

このところ、というか2年ぐらい、アマゾンではインクジェットプリンターが、インクカートリッジも含めてネット最安値の場合が多いです。どうしてでしょうね。まあ、ダイワボウ経由での大量仕入れが効いているのでしょうけど。PX-204とPX-504Aの価格差はわずか3000円程度ですから、複合機のPX-504Aのほうがお買い得感はありますね。

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用紙トレーに注意

さて、実機を触って気になった点がひとつ。給紙トレーのガイドです。これがやけに奥についていて、しかも短い。ハガキサイズぐらいならいいけれど、A4ではしっかり用紙幅を合わせないと、斜めに給紙されてしまいます。そして、このガイドには、カチッと位置が決まるギザギザなどがついていません。その割には、簡単に動かせる緩さです。これでは数十枚と印刷するうちにガイドが緩んで給紙がずれていく可能性があります。大量印刷するときは、注意、工夫が必要になるかもしれません。

給紙位置がセンターに変更

これまで、エプソンは紙をセットする位置が向かって右側でした。プリンタヘッドが右側から印刷をはじめるので、こうなっていたわけです。それがPX-203、204では真ん中になりました。このセンター給紙のメリットは、用紙のサイズが変わっても、常に紙の真ん中で給紙するということです。紙が斜めに引き込まれるのを防ぐ効果があります。

これまでのエプソンは、L判印刷を基準にしていました。右端にセットしたL判サイズの用紙の真ん中に給紙ローラーが当たる設計になっていました。これでは、L判はよくても、名刺サイズやA4サイズでは、紙の端っこをくわえて引き込む事になり、斜めに給紙されやすくなります。実際、私が名刺印刷するときは印刷データを紙の傾きに合わせて修正したりもしています。

とはいえ、A4サイズなどでは斜め給紙の問題はあまり感じたことはありませんでした。それは、背面給紙の場合は、紙の自重で用紙の端面が勝手に揃うからでしょう。用紙の直角はかなり精度がでてますからね。

しかし、前面給紙では違います。水平ですから勝手に端面が揃うことはありません。A4サイズならそれに合わせた長さの、側面を抑える用紙ガイドが必要となります。そして、それはしっかり固定できなければ意味がありません。

まわりくどくなりましたが言いたいことは、センター給紙のメリットを生かしたいなら、用紙ガイドをちゃんとしろ!って事です。

用紙の給紙能力もプリンターの性能評価に加えよう。

新製品が出るたびに、あちこちで宣伝目的のレビューが掲載されますが、給紙能力を評価するレビューは皆無です。スポンサーに楯突く事はできませんから仕方ないでしょうけど。売れてるからって、未だに根本的改良がされない、EP-804Aの給紙能力。なんとかならないのかと思ってる人も多いでしょう。写真プリントで詰まる、擦れると訴えると、純正用紙をお使いくださいと言われたりします。普通紙でちょっと腰のあるいい紙を使ったら、紙にインクがつく。これは最低グレードのペラペラの安物のコピー紙に変えたらなぜか大丈夫になったりしました。

EP-804Aの問題点

話のついでに脱線しましょう。EP-804Aの問題点は3つあります。そして、EP-801Aから4年間変わっていません。

給紙した紙をくの字に反転させている

前方から給紙した紙を後方で反転するとき、とても急角度で行います。これはプリンターを薄型設計としたためなのですが、この性で厚紙を給紙しにくくなるし、うまく引き込めたとしても、紙に癖がついてしまいます。紙に折れ癖がついてしまうと、プリンターヘッドと擦れて印刷が汚れてしまいます。腰のある普通紙が汚れてしまったのは、この性です。

エプソンの純正写真用紙はなぜ擦れないかというと、腰はあるけど、復元力があるからでしょう。バネのようなものですね。曲げられても元に戻るので、ヘッドを擦らないのではないでしょうか。ホームセンターの安物なのに分厚い写真用紙などは、高確率でヘッドと擦れてしまいます。

まあ、とにかく紙質を選ぶプリンターです。

L版サイズに合わせた右側給紙である。

紙を引き込むローラーが右側にあるため、A4用紙では斜めに給紙されやすい。

側面のガイドが短すぎる。

奥のほうに短いガイドがあるだけです。幸い、カチッとギザギザで固定できますから、紙幅にしっかり合わせる必要があります。

EP-804Aの気に入らないところを見ていくと、PX-204で改良された部分がよくわかります。両面印刷も兼ねて反転ローラーは大きな直径になっているし、センター給紙で紙送りの安定性も増しているはずです。あとは、しっかりした給紙ガイドがあれば、言うことなし。ビジネスと謳ってるんだから改良をお願いします。

まあ、エプソンはビジネスインクジェットといってますが、家電量販店にいくと、PX-504Aは家庭用プリンターコーナーにおいてありますけどね。

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