2012年7月21日

PX-203 なかなかの実力でした。

ジャンクなPX-203をゲットしたので、チェックしてみます。価格は2100円。インクは純正が入ってました。黒50%、カラーインクは満タン表示でした。上面に擦り傷はあったけど、まあまあアタリでしょうか。インク残量はチェックできないので、博打の部分です。PX-201が出てから、この128ノズル×6列のプリンターは試してみたかったんですが、やっとというところです。

※今回の記事は、PX-203ですが、同じプリンターヘッドとインクを使用するPX-503A、PX-204、PX-504A、PX-673F、PX-603F、そしてA3プリンターのPX-1200、PX-1600F、PX-1700Fにも当てはまる部分もあると思いますのでご参考にどうぞ。

高い給紙能力

背面給紙のプリンターではつっかかる厚手のハガキ用紙があるのですが、これも給紙できました。調子に乗ってミュージアムエッチング(厚0.6ミリ)も給紙させてみましたが、これはさすがに詰まりました。光沢紙、マット紙、普通紙と試しましたが、A4サイズの用紙の重送が何回かありました。ハガキやL版ではOKでしたが。高級なA4サイズの紙は要注意かもしれません。クリスピアを3枚いっぺんに給紙されて、200円がパーになり、ちょっと泣きそうになりました。

給紙はうるさいというか、時間が長い。

一瞬ガチャガチャって感じでなく、4秒ぐらいうなっている印象。給紙経路が長いので仕方ないけれど。印刷はそうでもないけど、給排紙は気になりますね。

紙が曲がりにくい

給紙はまず、小さなローラーで行いますが、紙に軽くあたって押し出すような仕組み。紙を急激に曲げる事をしないので、紙にクセがつきません。紙を反転させるローラーも直径5センチぐらいあり、そこから浅い角度で送り込まれます。プリンターヘッドと紙が擦れて汚れるという事は数十枚プリントしましたが、ありませんでした。

センター給紙

給紙の小さなローラーは真ん中についていて、紙は中央揃えでセットしますから、常に紙の真ん中を引っ張り込むようになっています。とても理にかなっているのですが、肝心の用紙ガイドが貧弱で、短いんです。A4サイズの用紙をセットすると、アソビがありすぎて、紙が斜めに給紙される恐れがあります。

このあたり、A3タイプのPX-1700Fなどはどうかと調べると、ちゃんと改良されてました。このプリンターはA4サイズの普通紙で大量印刷というのが、コンセプトですから、改良が望まれます。

進化した光沢紙への出力

エプソンの4色顔料機は光沢紙のプリントが苦手だったはずなのですが、これが以外というかなかなかのものでした。一番びっくりしたのはこの部分です。どうしてもっと宣伝しないんでしょう?4色顔料機は普通紙に特化しているため光沢紙が苦手というイメージがありました。実際、以前のPX-A550などでは、光沢紙でのインクの定着が悪く、指でなぞるとスジが出来ました。黒インクは全くのマットな為、光沢紙では使われないように設定されていました。

リッチブラック

PX-203のインクは改良され、樹脂分が多くて顔料が微細化されたPX-5600などのインクに近いものになっているようです。光沢プリントのキズもつきにくくなっています。この点は、キャノンのPRO9500より上です。そして、光沢紙でのプリントでRGBがゼロ、つまり真っ黒なデータをプリントすると、CMYKが同時に使われます。商業印刷でいうところのリッチブラックというやつです。そこそこ締まって、光沢もあり、擦っても大丈夫な程度の濃度にうまく調整してあります。淡い単色のようなトーンではややザラツキを感じますが、それ以外はなかなかの画質です。フチなしプリントでも印刷の乱れはありませんでした。

プリンターの解像度テスト

縞々テスト

数年前に作った画像です。これを360dpiや300dpiなど、プリンターに適した解像度の画像データに貼り付けてプリントし、ルーペで覗いてプリンターの解像度を確かめたりしています。プリンタオタクです。PX-203のノズル配列はブラック3列と特殊なため、どのように使われているのか確かめてみました。印刷には光沢紙を使用しています。以下の画像はプリントを1200dpiでスキャンしたものです。すべてきれいモードで印刷。

マット紙グレースケール
マット紙カラーモード
普通紙グレースケール
普通紙カラーモード

どうでしょうか。マット紙でも、普通紙でも、カラーモードのほうがきれいにプリントできていますね。どうしてこうなるかという推測ですが、3列ある黒インクのノズルのうち、グレースケール(モノクロ)では2列が専用で使われて高速印刷。カラーモードでは1列のみ使われ、印刷は遅くなるがきれいに印刷という感じではないでしょうか。黒一色のテキストや図面でも、スピードを気にしないならカラーモードのほうがおすすめです。まあ、肉眼で見る限りは、その差はわずかでしょうけどね。

720dpiでのプリント

実際には300dpi程度で充分な画質が得られますので、無意味なテストではありますが、ついでにやっときましょう。以前にも、こちらの記事で試しています。当時とはスキャナーも違うし同一条件とはいえないけれど参考まで。1200dpiでスキャン。

PX-203 クリスピア
EP-301 クリスピア

やはり6色プリンターとは、かなり差がありますね。PM-D600と比べてもかなり荒い。印刷の高速化に伴って、ドット配列の繊細さは追求されなくなってきているようです。まあ、プリントをルーペで鑑賞する趣味をお持ちの方は、素直にPX-5Vを買えばいいんです。

PX-203をヤフーオークションで探す

PX-203のネタは、もう2記事続く予定。

3件のコメント »

  1. お久しぶりです。
    最近になってPX-204の投売りが始まりました。
    私も以前から128ノズル×6列の機種は気になっていたし
    エプソンダイレクトのポイントがたまっているのでずいぶん迷いましたが
    ICBK56が大量にあるので中古のPX-201を入手しました。

    外観等の状態は割と良かったのですが肝心の黒ノズルが全滅だったので
    こちらのG800と似た方法でメンテナンスを繰り返してやっと完調になりました。
    私の場合は家庭用洗剤を水で薄めて使いました。
    エプソンの顔料機は間を空けた使い方をするとクリーニングポンプが利かなくなるようで
    水で薄めた家庭用洗剤が効果的です。

    コメント by プリキッチャン — 2013年4月23日 @ 9:13 PM

  2. で、IC31とIC46はかなり光沢に差がありますね。
    201に203のドライバを当てて印刷してみたらこちらはまったく同じ絵になりました。
    チップを張替えれば56を61として使えそうです。

    しかし、201はヘッドクリーニングのインク消費量がものすごく多いですね。
    メンテナンスで4~5回かけただけでカラーインクが残り2割くらいになってしまいました。
    46のカラーの互換インクをあわてて注文しました。

    コメント by プリキッチャン — 2013年4月26日 @ 11:59 PM

  3. PX-201のメンテナンス中に回復不能の壊れ方をしているように思えたので
    ヤフオクでPX-502Aも入手してしまいました。
    やはりというか予想通りというか純正ICMB53や互換ICBK46も認識したので
    以前入手したPX-A740と置き換えて使おうかと思います。

    コメント by プリキッチャン — 2013年4月29日 @ 9:52 AM

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