2014年3月6日

PX-M840F、PrecisionCoreを搭載した新型ビジネスインクジェット。

PrecisionCoreを搭載したビジネスインクジェットプリンターがエプソンから8機種発表されました。印刷スピードアップと画質の向上が見込めそうですが、肝心のランニングコストは、、、あまり変わらないようです。

PrecisionCore

PrecisionCoreを最初に採用したのはエプソンの大判プリンターでした。こちらは、1インチに360ノズルが2列で720dpiのユニットで、これを5組使って、最近の大判プリンターでは10色のカラーインクを一度に使う事ができます。で、今回のPrecisionCoreは、マイクロTFPプリントチップという名称で1.33インチとサイズが大きくなり、400ノズルが2列で800ノズル、ピッチは600dpiのユニットです。このマイクロTFPプリントチップを今回の新製品でどのように使っているのかは、特に説明がありません。ノズルチェックパターンを見ればわかるんですけどね。

たぶん、PX-M840FとPX-S840は、モノクロとカラープリントが同じ速度のようなので、マイクロTFPプリントチップを4組で各色1組で使っているのではないかと思います。旧機種のPX-B700は152ノズルが7ライン計1,064ノズルに対し、PX-M840FとPX-S840のプリンタヘッドのノズル数は3200となります。(予想です)

スピードアップはありがたいけれど、ここまでノズル数が増えるとインククリーニングで使われるインクも増えるでしょうね。カタログ上のランニングコストは全く同じ表記ですが、実際のランニングコストはPX-B700よりやや悪くなるかもしれません。

で、PX-M840F、PX-S840以外の6機種は、違う構成のプリンタヘッドでしょうね。そうでないと小さなインクカートリッジではインクがあっという間に空になります。マイクロTFPプリントチップは一種類しかないので、何個使うかということですが、仮に2組使うとして、1組をブラック専用にして800ノズル、もう1組をノズルの列の途中で色を変えてCMYK各200ノズル程度にしているのかもしれません。素直にノズル1列ごとに1色でもいいような気もしますが、そうするとカタログ上の、カラーより2倍早いモノクロ印刷の説明がつきません。

3種類のインク容量があるややこしさ

A3ノビインクジェット複合機のPX-M5041F、PX-M5040F、A3ノビインクジェットプリンターのPX-S5040、A4インクジェット複合機のPX-M740F、PX-M741F、A4インクジェットプリンターのPX-S740。これら6機種のプリンターヘッドは共通です。インクカートリッジも1部共通です。印刷速度もほとんどいっしょです。それなのにA3プリンターとA4プリンターでは印刷コストが違います。なぜかA3プリンターの方がランニングコストが安いんです。そのからくりは、インク容量の違いにあります。

74インク(小容量)は、A3、A4どちらのプリンターでも使えるという仕様です。

75インク(中容量)はA4プリンタでしか使えない仕様です。A4プリンタの印刷コストはこれで算出。

76インク(大容量)はA3プリンタでしか使えない仕様です。A3プリンタの印刷コストはこれで算出。

A3とA4では、使用できるインクカートリッジに差をつけて、見かけ上A3プリンターの優位性を持たせているだけですね。ビジネスインクジェットだけにエプソンサイドもインクビジネスに手抜きはないようです。

FAX機能は大幅改善されたらしい

おまけ?のようなFAX機能もビジネスに耐えられるようになったようです。でも、家電量販店に行ってもエプソンのビジネスインクジェトプリンターはモックばかりで、実際の操作が試せません。ブラザーは製品そのものを展示しているのにね。本気で売る気ならそういうところから力を入れて欲しいものです。

ビジネスモデルっていつも2月頃の発表ですね。これまでは発表と同時に発売というパターンが多かったですが、今回は大幅改良?という事で、発売は来月になります。それまではランニングコストが新製品より安くて、投売り状態のPX-504Aをお勧めしておきましょう。


EPSON インクジェット複合機 PX-504A 有線・無線LAN標準対応 自動両面標準搭載 前面給紙カセット スマートフォンプリント対応 4色顔料インク

新品価格
¥10,800から

ちなみにランニングコストはカタログ値で、

PX-M740F カラー8.9円、モノクロ3.0円
PX-504A  カラー8.6円、モノクロ2.4円

です。

2件のコメント »

  1. おひさしぶりです。
    PX-S840のマニュアルがダウンロードできるので確認してみたところ
    全色400×2列でこちらの予想通り合計3200ノズルのようです。
    操作ガイドのP41総合仕様に記載がありました。
    http://dl.epson.jp/support/pcm/printer/manual/NPD5026_00.PDF

    また、PX-S5040の操作ガイドによると黒は予想通り400×2列ですが
    カラーは各色128×2列となっていたので合計1568ノズルのようです。
    http://dl.epson.jp/support/pcm/printer/manual/NPD4984_00.PDF

    コメント by プリキッチャン — 2014年3月30日 @ 6:32 PM

  2. 情報ありがとうございます。
    PX-S5040にしても、旧機種PX-1700F(128×6列=768ノズル)から大幅アップになりますね。
    やはりノズルクリーニングが恐ろしい事になりそう。

    コメント by junky — 2014年4月2日 @ 8:52 AM

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