2012年9月20日

PIXUS PRO-10、PRO-100。キャノンがA3プリンター後継機発表。

エプソンに続いて、さすがに今週中には発表があるはずだと踏んでいたキャノンのインクジェットプリンター新製品。EOS 6Dの影に隠れてしまいますが、フォトキナに合わせて発表されたようです。

今回の目玉は、PIXIMA PRO-10とPIXIMA PRO-100です。PIXUS Pro9000 Mark IIとPIXUS Pro9500 Mark IIの後継機ということになります。あとは、A4複合機のMG6350、MG5450、単機能プリンターのiP7250ぐらいですね。順番にいきますか。

PIXUS PRO-10

PIXUS PRO-10は、顔料インクの10色プリンターです。Pro9500 Mark IIの後継機ですが、どちらかというとPRO-1のダウングレードモデルです。インク構成は、PRO-1からグレーインク2色をカットして10色にしています。光沢インクが残されていますから、両刀使いできますね。マットも写真用紙もOKです。PRO-1の価格やデカさに2の足を踏んでいた方には、ちょうどいい選択肢でしょう。PX-5Vに近い価格で国内販売されれば、結構売れそうな気がします。しかし、PRO-1も日本では発売されたばかりですから、国内販売は先延ばしされる可能性もありますね。USAの価格は700ドル程度です。

PIXUS PRO-100

PIXUS PRO-100は、染料インクの8色プリンターです。PIXUS Pro9000 Mark IIの後継機ということになりますが、インク構成が変わりました。Pro9000の特徴であった、レッド、グリーンインクはカットされて、代わりにグレーインクが2色追加されました。ふむふむ、これも染料インクの艶やかさが好きなモノクロ好きには人気が出そうですね。USAの価格は500ドル程度です。これでインクの耐久性がアップしてれば言う事ないんだけど、どうでしょうか。

PRO-1を1台買うよりも、同じ投資でPRO-10とPRO-100を1台づつ所有したほうが、プリントの幅が広がって楽しそうです。両者のデザインは共通で、給紙は背面のみで自動と手差し。無線LAN対応、インクはそれぞれ新型番の専用タイプ。

インクコスト試算

UKキャノンのサイトではインクコストの表示がされてはいるのですが、1枚何円の日本式ではなく、1カートリッジで何枚印刷出来たかという表示でした。そこで、日本のガイドラインに沿って、試算してみます。

※カートリッジ1個1,000円で計算。PRO-1は1個2,500円としました。
※日本はL版印刷ですが、UKはハガキサイズでのコスト表示です。紙代含まず。

1000/1145+1000/790+1000/565+1000/280+…..以下省略。

PRO-1 26.64円
Pro9000 Mark II 20.1円  PRO-100 21.27円
Pro9500 Mark II 22.34円  PRO-10 27.76円

PRO-10はややコスト高になりますね。しかしPRO-1のコストもやはり高い。グロス代と考えればしかたないのかな?個人的にはPRO-10のインクをPRO9500に挿して遊んでみたいところです。

MG6350とMG5450(海外品番)

MG6350はMG6230の後継機ですね。インク構成は変わりませんが、カートリッジは変更されました。そして、大容量インク?も用意されました。外観は、上面を大きく斜めにカットして、コンパクトに見せていますが、2.5センチ薄くなっただけで、エプソンほどインパクトはありません。

470×367×173mm → 466 x 369 x 148mm

前面給紙で2段、背面給紙はなくなりました。カラーは白と黒。
うーん、なんだかエプソンの後追いのような?ちょっとつまらないプリンターになってしまいましたね。出来れば、給紙エラーの多発はまねしないで欲しいところです。

こちらもインクコストを試算してみます。(カートリッジ1個1,000円、大容量は1,500円で試算)

MG6350 28.21円(通常インク) 19.4円(大容量インク)
MG6230 17.18円  

比較が難しいですね。日本の現状で例えてみましょう。現在よく購入する純正インク6色セットがだいたい5,000円ぐらいですよね。今度のプリンターでは、この6色セットを3,050円で販売してくれないと、MG6230と同じコストにならないということです。大容量インクセットの場合は、6,900円でないと同じコストにならないということになります。

とりあえずこんなところですね。あとは、国内の発表を待って、実売価格をチェックしてみましょう。

9月26日 新製品が国内発表されました

PRO-10が9万円は高いですね。正直7万切らないときついでしょう。PRO-100がスタート6万円は妥当。5万円程度まで下がれば、そこそこ人気がでそうです。両者の重量は20キロと、全機種より5キロも重くなってますね。シャーシの基本部分がPRO-1がベースなのかもしれません。しかし重くなってしまった事で、修理サポートもPRO-1並に高額になってしまいました。家電量販店の延長保障とかつければ3年間無料で修理できるのでしょうか?それとも延長保障対象外なのか?

インクカートリッジは、それぞれ前機種と形は共通のようです。という事は、PRO9500にも挿せるかもしれません。挿せるだけでたぶん使えないでしょうけれど。11月発売なので、グロスインクだけ買って遊んでみようかな。

2013年1月5日 レビュー記事があまり増えないなあ。

さて、発売から2ヶ月ですが、思ったほどレビューも増えません。あまり売れていないんでしょうか?PRO-100は順当に値下がりして、5万円を切ってきました。


Canon インクジェットプリンタ PIXUS Pro-100

新品価格
¥48,963から

対してPRO-10は、まだ7万円台。染料機より顔料機が高級というイメージをつけたいのでしょうか。同じシャーシだし、製造コストはそう変わらないはずですが。


Canon インクジェットプリンタ PIXUS Pro-10

新品価格
¥74,000から

BCI-43とPGI-73の不思議な価格設定

PRO-10とPRO-100のランニングコストについて、面白い点があります。染料インクのBCI-43より、顔料インクのPGI-73が安い価格に設定されているという事です。カートリッジの構造やインクの製造コストから考えても顔料インクが高いはずですが、同じならまだしも安くして販売しています。


Canon インクタンク PGI-73R レッド PGI-73R

新品価格
¥810から


Canon インクタンク BCI-43C シアン BCI-43C

新品価格
¥1,060から

アマゾンは特に安いのですが、このインクの実売価格を元に、コスト計算をやりなおしてみると

カートリッジ1個1,000円で計算した時(PRO-1は1個2,500円)

PRO-100 21.27円
PRO-10 27.76円
PRO-1 26.64円

アマゾン価格で再計算(BCI-43は1,060円、PGI-73は810円、PRO-1は1個2,350円)

PRO-100 22.55円
PRO-10 22.49円
PRO-1 25.04円

※UKのハガキサイズでのコスト表示。紙代含まず。
※インクの色によっては値段が違うものもあります。おおよその目安にしてください。

こんな風に両者のランニングコストが同じになってしまいます。プリンター本体の価格差の25,000円は埋まりませんけれど、購入後のランニングコストは、安くインクを買えば、ほぼ同じに抑えられそうです。そして、上位機種のPRO-1よりもPRO-100は印刷コストが安くなってしまいます。PRO-1のインクは安売りしませんからね。

まだまだ高いですけど、7万円を切ったらPRO-10は手を出しやすくはなりそうです。

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