2012年6月13日

PIXUS PRO-1がまもなく販売されます。

海外で昨年発表されたPRO-1ですが、その後レビューもあまり見かけず、放置していました。国内のレビューはあからさまに広告がらみのものばかりだし。しかし、まあ、今月末ついに日本でも発売ということで、再び海外サイトをのぞいてレビューを漁ってみました。いくつかレビューがありましたので発売記念に簡単に要約してまとめてみましょう。PRO-1予約した人ってどれぐらいいいるんでしょうか。

http://www.dpreview.com/printerreviews/canonpixmapro1/

こちらのサイトでプリンターのレビューをするのは珍しいですね。スペックその他はカタログでわかりますから、気になったところだけ。

モノクロプリントでも、カラーインクが使われている。

http://www.usa.canon.com/CUSA/assets/app/pdf/PrintYield/PrintYield-PRO-1.pdf

こちらの資料を見ると、モノクロプリントでも、フォトシアンとフォトマゼンダがかなり使われているのがわかる。また、カラープリントにいたっては、カラーインクよりもダークグレーやフォトブラックの消費が激しい。

キャノンはサードパーティのアートペーパーのプロファイル配布にも積極的で、キャノンのサイトからダウンロード出来る。

キャノンが配布している純正用紙のプロファイルを使ったプリントと、キャノンが提供しているプロファイル作成ツールで作ったカスタムプロファイルでのプリントには、違いがある。カスタムプロファイルのほうが暗部の潰れがなく、優れている。

光沢、マットどちらも黒の濃度は素晴らしい。

色の滑らかなつながりは、キャノンの大判プリンターを越えたクオリティである。
PRO9500に対しての、色域拡大は特に暗部で顕著だ。

http://www.techradar.com/reviews/pc-mac/peripherals/printers-and-scanners/printers/canon-pixma-pro-1-1077904/review

インクタンク容量は36mlでPRO9500の2.5倍。プリントの耐久性は80年。アルバム保存なら200年。インクカートリッジの価格は一個36ドル。12個で425ドル。インクは高価だが、それでも1mlあたりの価格はエプソンのR3000より安い。重量は27.7キロと重いが、高級感はある。

キャノンの発表では、A3プリントでグロスインクが90枚。マットブラックが505枚印刷できたらしい。印刷時間は、発表ではA3ノビで2分55秒。だが、我々のテストでは4分3秒。高品質プリントでは9分40秒。A4では3分40秒かかった。印刷動作はとても静か。PHOTOSHOP ELEMENTSは付属しない。

プリントはダイナミックでコントラストも強い。グレースケールの表現はエプソンのR3000(PX-5V)に似ている。

色の正確な再現にはキャノンの提供するカラーマネージメントツールを利用する必要がある。

斜線や同心円でのジャギーは、R3000よりいい。カラーのグラデーションもスムーズだが、黄色からオレンジのグラデーションはR3000がよりスムーズ。

プリンタードライバーの性か、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックが強く出る。

ファインアートペーパーは、フチなし印刷できないが、紙の選択を変えれば回避できる。

プロカメラマン向けのプリンターだが、ハイアマチュアからも切望されたプリンターである。性能やデザインはいいが、PRO9500からの変更では大きな差はない。大きさと重さが問題である。場所があるならよい投資となるだろう。

ショッピングレビューより

プリントヘッドが擦れてプリントがすべてのペーパーで傷だらけ。メンテナンスで用紙こすれを防ぐモードを選ぶと、擦れが防げるが、プリントのたびに警告がでる。

素晴らしい。セットアップは簡単。ブロンズ現象もない。

出力はいい。ネットワークトラブル発生。

紙の擦れは、用紙タイプの正しい選択をすれば防げるのではないか。用紙タイプによって、プリンターがヘッドの位置を自動的に微調整している。

モノクロプリントに大満足。

プリントしたものは24時間たつと本当の色が出てくる。モニターと比較してプリントが暗いと感じたら、モニターのほうが明るすぎるのだ。

モノクロプリント専用で毎日30枚印刷しているが、コストが高い。モノクロばかりなのに全色を2セット交換している。アート紙が給紙できなくて困っている。

PRO9500 Mark IIから買い替えた。PRO-1の重さには意味がある。PRO9500とは僅かだが重要な違いをプリントから感じる。

HP B9180を使っているが、ハーネミューレやイルフォードでは、プリントの違いはごく僅か。それよりも厚さ0.2~0.3ミリのファインアートペーパーが背面給紙できない理由がわからない。インク消費が激しい。

http://www.shutterbug.com/content/canon-pixma-pro-1-new-12-pigment-ink-13×19%E2%80%9D-printer

999ドルのPRO-1に、インク1セット(425ドル)分がついてくるが、セットアップで1/3は消費されてしまう。

アート紙のマージンは35ミリ。マットパーパーでも、別のアートペーパーを用紙として選択し、適切なプロファイルをあてれば、リッチなマットペーパーでのプリントができる。

クロマオプティマイザーは発色をより鮮やかにする。

モノクロプリントは期待を裏切らないが、モノクロプリントのプリンタードライバーはエプソンが上。

まとまりのない要約で、誤訳だらけの気もするけど参考にどうぞ。
PRO9500時代からの、マットペーパーでフォトブラックを使われてしまう欠点が、未だに残っているようですね。困ったものです。

プリンタードライバーをチェック

USAキャノンでプリンタードライバーをダウンロード出来るので試してみました。プリンターヘッドのノズルは3列に分かれていて、それぞれ独立してクリーニング出来ます。光沢インクは、指定した部分のみのコーティングも出来るようで、カスタムパターンも登録できるらしい。モノクロプリントを選択した時のみ、モノクロの調整バーが有効になるが、冷黒、温黒のみ。

通常の後トレイの下に、手差しトレーが追加され、アートペーパーはこちらからの給紙のみ。PRO9500のように前面給紙のときは、儀式のような一連の動作が必要だったので、それに比べれば楽だ。ただ角度があるので、厚みが1ミリを超えるようなアート紙は使えないかも。仕様では0.6ミリまで対応とのこと。それに、結局一枚ずつセットしなければいけないのに変わりはない。

使ってもいないけど個人的にまとめ

顔料インクの全面光沢プリントが好きな人にはお勧めします。特に光沢モノクロ顔料プリントはこれでしか出来ません。あとは真っ黒が好きな人。マット系のファインアートペーパーメインであれば、PRO9500とあまり差はない。
思い通りのプリントがしたかったら、最低限COLORMUNKIが必需品となり、合計16万円。
何もせずにモニターに近いプリントがしたいだけなら、PX-5Vとi1 Display Proの組み合わせがベスト。こっちなら9万円で済みます。

わすれちゃいけない修理費用

重量27キロありますから、設置には手伝いが必要です。一応、一年間は引き取り修理が無料のようですが、家の中まで来てくれるんでしょうか。そして2年目からは、引き取り修理サービスが基本料金で15,000円です。これに部品代がかかりますから、まあ軽く2万円は超えるでしょう、そして怖いのは他のプリンターのように、修理の上限金額が決められてない事です。

業務用プリンターみたいに保守契約を結ぶ事もできます。こちらは、出張、修理、部品代オール込みで、3年間で38,000円です。よくよく考えれば、長く使おうと考えたらこちらの契約のほうが安心かもしれませんね。


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アマゾンで予約できますが、配送重量33Kgとありますね。佐川の人大丈夫でしょうか。まあともかく、購入には、お金以外にも覚悟が必要なプリンターですね。

7月31日 実機を見てきました。

デカイけど、それなりに高級感はありますね。印刷サンプルを爪でさりげなく引っかいてきましたが、傷つきやすさはかなり改善されているようです。クロマオプティマイザーはかなりの効果がありますね。ブロンズ現象も抑えているし、インクの彩度や濃度もアップしています。

ひとつだけ気になったのはモノクロプリントのサンプルです。確かに諧調表現は素晴らしいのですが、どうもやんわりした印象を受けます。カラープリントと比べてみると、明らかに黒濃度がすこし落ちてます。どうしてこのような仕様なのかわかりませんが、モノクロプリントする際もカラーモードでプリントした方が、より強い黒が出せるのでいいかもしれません。

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