PIXMA PRO-1が海外で販売開始!
昨年の内覧会?で公開されていた、キャノンのフラッグシップモデル。PIXMA PRO-1が海外で発表&販売開始されたようです。いやー本とにA3で12色インクのプリンター作ちゃったんですね。すごいすごい。
海外サイトを解読しながら、スペックを分析してみましょう。
12色インク
なんといってもインクが12色もあるってのが一番の売りなんですが、問題は構成です。キャノンは大判プリンターで12色タイプはすでにあるのですが、大判プリンターとPRO-1は色の構成が違います。
3段階のグレーインク
3段階のグレーインクと、フォトブラックとマットブラックで計5色もモノクロインクがあります。自社の大判プリンターIPFシリーズやエプソンのPX-5Vでも2段階しかグレーインクはありませんから、1色多い分、階調表現は有利になります。
光沢インク採用
Chroma Optimizerというらしいですが、エプソンのグロスオプティマイザーと同じ目的のものでしょう。これを使うことで、全体に均一な光沢感が得られます。濡れ色効果でインクの発色もよくなるので、色域も広がります。おそらく傷にも強くなるのでしょう。これまでのPRO9500での光沢プリントはとにかく傷つきやすかった。メタメリズムも軽減されるようです。
1色多いグレーインクは、PX-5Vをもろに意識しての対抗処置だと思います。モノクロプリントでのアドバンテージを具合的にアピールするためでしょう。実際のプリントに目で見て明らかな違いがあるとはあまり思えませんけどね。そして光沢インク。キャノンでは初めての採用です。これは効果的です。エプソンの顔料プリンターでは出来ない全面光沢のモノクロプリントがPRO-1では可能になるわけです。
無くなった色
新しい色を加えれば、使えなくなるインクもあるわけです。IPFシリーズにはあったRGB色のうち、GとB、つまりグリーンとブルーは削除されました。ちょっと残念ですね。グリーンインクぐらい残して欲しかった。
プリントスピードアップ
A3で約3分だそうです。これは素直に素晴らしい。
real-time droplet control
プリンターノズルの温度変化を検知して、ドットサイズをコントロールする(安定させる)そうな。
インク増量
PRO9500に比べて2.5倍!
新型プリントヘッド
大判プリンターと共通かと思ったら、違うようですね。キャノンの本気を感じます。入力解像度を1200dpiにアップとあります。あくまでも、ソフトウエア上の画像処理を1200dpiにあげてドット配列を計算し、ジャギーを防ごうということでしょう。ドットサイズは4plとあるので、むしろPRO9500より大きくなってますね。
本体価格とインクコスト
どんなに素晴らしいプリンターでも、最後はコストとの兼ね合いです。本体価格は999.99ドルですから、国内価格は10万スタートで実売9万円ってとこかな。いやーでもこのプリンターはすべて新規開発ですから、10万円でもかなり販売しないと赤字だと思いますよ。インクは1個36ドルですから、日本では2,500~3,000円程度。最初についてくるインクが少量タイプとかでなければ、インクは12色で約3万円相当になり、本体のみは6万円。PX-5Vは7万円程度で、2万円弱のインク付きだから本体のみなら5万円。インクチェンジがないことや光沢プリントのメリットなど考えれば、充分購入の検討対象となってきます。
いやー楽しみですね。早く店頭に並ばないかなあ。印刷サンプルを爪でこすって傷かつかないか試してみよっと。
重量27.62Kg
A3プリンター重量選手権の世界記録更新です。これまでの記録は、iX7000 20Kg B9180 17Kgでしたから、ぶっちぎりのダントツの重量です。購入される方は、腰に注意しましょう。ひとりで運ぼうなんて考えちゃダメですよ。A2のPX-5002でさえ18.5Kgですからその異常なほどの重さがわかると思います。大きさも幅70cm奥行46cm高さ24cmと大きく、これまたPX-5002の幅68cm奥行38cm高さ26cmを、幅と奥行で上回っています。まさにフラッグシップですね!?ここまでデカブツになってしまうのなら、A2プリンターとして開発する手もあったのではと考えてしまいます。あるいは今後でてくるのかもしれませんけど。
27kgだと国内では宅急便の重量制限に引っかかりますね。
業務用ならなんとでもなりそうですが。
コメント by とろや — 2011年11月8日 @ 5:11 PM
日本での発売が決定しましたね、6月だそうです。
家庭用機のシェアがタイの洪水で壊滅状態なので
利益率の大きい商品を投入したと見るのはちょっと穿ち過ぎですかね。
保守サービスや搬入設置サービスまであるのでほとんど業務用ですね。
コメント by プリキッチャン — 2012年1月17日 @ 11:15 PM
開発は前からやってたみたいだから、洪水や売れスジ商品とは関係ないでしょう。
PIXUS PRO-1の生産は、多分タイあたりでしょうから影響を受けて、日本での販売が6月まで先送りされたのでは。こうやって早めに発表しておく事で、PX-5Vを買おうとしていた人を引き止めようという意図もあるでしょうね。生産体制さえ整えば、少し前倒しして販売されるかもしれません。
海外ではすでに発売されたと思っていましたが、プリンターは予約受付のみのところもあるようです。でもなぜかインクは在庫があってインクだけは買えるみたい。
128,000円は高すぎですね。PX-5VとPX-7Vが両方買える値段です。
まあ、3ヶ月もすれば10万円台になってくるのではないでしょうか?そうでなきゃ売れないでしょう。
コメント by junky — 2012年1月19日 @ 6:36 PM