2011年6月23日

面白い!月光のモノクロプリント専用iccプロファイル

月光というインクジェット用紙が販売されている。おおむね好評のようだ。
それといっしょにモノクロ印刷専用のプリンタープロファイルも配布されている。

面白いことに、PHOTOSHOPの色の校正でこのプロファイルを適用するだけでカラー画像がモノクロに変わる。普通のプリンタプロファイルではこんな事はおこらない。なんでこんな事ができるのだろうと不思議に思っていたが、COLORDARKROOMでプロファイルの中身を見て納得。こんな事もできるのか。このプロファイルのLUTテーブルは、色を単純に無彩色に置き換えているだけであった。

↓画像はクリックで拡大
月光ブルーラベルの入力側プロファイル

変換はLab色空間で行われているからRGBでやるよりいいのかもしれない。でも、これだけではプリンター機種ごとの色の違いを吸収できないはず。いったいどうなってるの?

月光ブルーラベルの出力側カーブ PX-5600

答えは出力側にありました。月光のプロファイルは、出力側で色と濃度をコントロールしているのです。出力カーブをRGBそれぞれで調整する事により、色の偏りなども調整しています。これは、きっと分光光度計など使って、かなり綿密にやったはずです。プロファイルの出来のよさ=紙の性能ですからね。

プリンターの個性もうかがえる

同じ紙でプリンター各機種のプロファイルを見てみると、プリンターの個性も伺えます。上のPX-5600では、無補正では、暗部が濃く出過ぎるので、カーブを上に(明るく)、さらにブルーを持ち上げて、黄味ががるのを打ち消しています。

月光ブルーラベルの出力側カーブ PRO9500

PRO9500では、明部から中間部まで、色が薄く出てしまう傾向があるので、それを打ち消すため、かなりアンダーにふっています。PRO9500に限らずキャノンのプリンターはすべてこのような傾向があって色のコントロールがやりずらい。私がキャノンをメインで使えない理由のひとつです。

月光ブルーラベルの出力側カーブ B9180

B9180は逆に色が濃く出すぎる傾向があります。ですから、このように逆ガンマカーブのような補正をかけていますね。

三菱のホームページでは、プロファイル編集していいですよって書いてあります。月光の出力結果に不満がある方はプロファイルを編集してみたらいかがですか。COLORDARKROOMで扱えるのは.icmの拡張子だけなので、.iccのプロファイルは拡張子を.icmに変更します。

他のプリンターでも使える?

このプロファイルと、COLORDARKROOMを使えば、自分のプリンター用のモノクロ専用プロファイルを作ることができます。

月光のプロファイルの出力カーブをリセットし、一直線にしてから保存。このプロファイルを使ってグレースケールを印刷。色かぶりした部分のカーブを補正し、納得いくまで再プリントしては補正。さらに濃淡のコントラストを好みに設定し、納得いくまで補正。
カラーモンキーとか測色できる機材があれば、作業が楽かもしれませんね。

手作業でも、根性があれば可能ではありますが、私はきっとやらないでしょう。

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