2009年3月23日

LUMIX DMC-LX3とRaw Therapee

もう、コンパクトデジカメには手を出さないつもりであったが、久しぶりに出たF2.0のLX3には、心惹かれるものがあり、うずうずしていた。発売当初は5万円程度だったが半年で4万をきった。もう少し、モデル末期に3万ぐらいまで落ちたらゲットしようかと待っていたのだが、2.5万で中古を見つけてしまい、「これください!」。
傷も全くなく、元箱はなかったけど、液晶フィルムも貼ってあったし美品であった。撮影枚数はリセットされていないとすれば、100枚程度とほとんど新品。9月に購入したお店の保証書もついてたので、まだ半年は大丈夫か?

さっそく試し撮りをして、付属のSILKYPIXでRAW現像。うーん、JPGとあまり変わらない。こんなものかな。何か面白い情報はないかとWEB検索すると、フリー現像ソフトRaw Therapeeを見つけた。早速ダウンロードして使ってみると、動作が遅い!
それはともかくデフォルトで1枚現像してみた。解像感はあがったような気もするが、ジャギーらしきものや、パープルフリンジみたいなものが出てきた。これは使えないなあと、JPG画像と比較していたら、何かおかしい?
Raw Therapeeで現像した画像のほうが、写っている範囲が広い。LX3は回りの画素を捨てているようだ。
さらにWEB検索をかけると、LX3はソフト的にレンズ補正をかけているらしく、SILKYPIXでも自動で補正がかかるらしい。Raw Therapeeでは、画素を全部拾える代わりにレンズ補正がかからないので歪がそのまま出てくるようだ。
モニターに格子模様を表示させて、撮影してみた。

24mm広角側。Raw Therapeeで現像したもの。スゴイ樽型歪曲収差!というものらしい。

JPG撮って出しはこんなにまっすぐに!さすがビーナスエンジン?

2枚を重ねたもの。真ん中はいじらずに周囲をかなり引き伸ばしているのがわかる。

すごい時代になったものだ。

Raw Therapee使いこなし?

Raw Therapeeでデフォルトで現像するとこんな感じでした。屋根がもっこり。

こちらJPG撮って出し。しっかり補正されてますね。

周辺減光もあり、拡大すると、瓦のギザギザ、屋根と空の境界のパープルフリンジが目立ちます。でもより広角に写っているからこれも生かしたい。
RAw現像はパラメータとかもよくわからないし、とりあえずそのままで現像して、PHOTOSHOPで調整する程度だったんですがそれだけでは無理そうなので思考錯誤。まず、デフォルトでアンシャープがかかっているようなので、これをOFFにする。
detailのsharpeningのenabledのチェックをはずす。
樽型はtransformのdistortionで調整できるみたい。-0.102でjpgと同じぐらいの歪になりました(広角24mm)。
パープルフリンジは、c/a correctionで小さく出来るようだ。red 0.0010 blue 0.0020でかなり目立たなくなった。
周辺減光はvignetting correctionで調整できる。amount 70で目立たなくなった。

出来上がりはこちら。JPGと比べると色のりが濃い感じ

JPGと重ねて大きさを合わせるとこうなる。Raw Therapeeのほうがこれだけ広角な画像を得られる。

部分拡大200%。Raw Therapeeでデフォルト現像。瓦の斜めのラインにギザギザ。空との境界にブルーのエッジ。

こちらはJPG。見事に補正されていること。

Raw Therapeeで上記の調整をした画像。これならいいかも。

まあ、A3プリントで確認できるかどうかの差かもしれませんけどね。

レンズの補正をソフトでやるというのは、LX3だけに限らず他にもあるのでしょう。というかこれからはそうなっていくのでしょうね。むしろここまでの補正をこなしながら、連写や動画までできるわけですからスゴイと思います。
個人的には、JPG+RAWで撮っておけば、2通りの楽しみ方ができるカメラだとわかったので、よかったとは思います。

ちょっと続き。
LX3が実際に利用しているCCDの面積はどれぐらいなのか?JPG画像を逆補正(RAWデータの歪とあわせて)してRAW画像に重ねあわせてみた。周りの色の薄い部分がJPGではカットされる画像。

おおよそではあるが、広角24ミリ(16:9)では、7.8M程度の樽型データを四角く引き伸ばして8.85Mの画像を作っていることがわかる。13%増量?これがお肉だった虚偽表示になるだろうが。望遠側でも補正は行われているが、もともとの歪が小さいので、カットされろ部分も少ない。
広角側はこんな感じで、JPGではうつってなくてもRAWなら復活できるぶぶんがかなりある。猫の耳とか人物がちょん切れていても助けられるかも。というか広角では液晶視野率が87%と憶えておくか?

LUMIX DMC-LX5

LX5が発売されました。高感度に強くなっているのと、望遠がプラスされました。形もほとんどいっしょだし、これなら買い換えても家族にはバレないかも。レンズ補正は相変わらず行われているのでしょうね。

1件のコメント »

  1. この記事、大変参考になりました。ありがとうございました。LX3を最大限生かせる現像ソフトを探しています。MAC上でSILKYPIXで現像すると、人工的ながらもまあいいのですが、それをWindows上で見ると、ぜんぜん黒が締まらずMAC上の見え方にぜんぜん劣ってしまう。それがSILKYPIXの特性だそうですが、Windows上で現像してMACで見ればまた違うのかも知れません。MACでLX3のRAW現像ができるものでGIMPがあり、かなり未加工の絵と思われるものが出てきて良いのですが、どういうわけかGIMP現像だと、Windows上では墨っぽく(全体に黒ずんだ絵)に見えてしまいます。他のデジイチではそういうことはないので、LX3のRAWデータ特有かと思われます。raw photo processorという、これも無料のものを使って一枚一枚調整しながら現像すると、GIMPと一長一短の絵があがりますが、Windows上でどう見えるかは確認していません。上記フォトブログで試行錯誤を繰り返しています。あんまり加工せずに、予め決めた設定で、RAWのままバンッ!と出せるようになりたいものです。

    コメント by Ted — 2012年5月3日 @ 8:06 AM

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