2013年12月6日

IC6CL50、ロングセラーの50番インクのシェアはどれぐらい?

IC6CL50といえば、エプソンの50番インクの6色セットです。50インクは、ここ数年間エプソンの主力機種の染料インクでした。昨年から70インクに変更されましたが、ロングセラーでしたから、未だに日本一売れているインクカートリッジであることは、間違いありません。では実際に、どのぐらいのシェアなのかをBCNランキングで調べてみました。BCNランキングは、無料会員になると2週間だけ有料データの一部を参照できるようになります。BCNランキングは加盟している家電量販店のPOSデータをベースとしています。

※今年の10月のデータで調べました。

IC6CL50のランキングは2位

IC6CL50のランキングは、なんと、1番ではなく2番。一番はICBK50。単品の黒インクでした。ですが一個の単価が違うので、当たり前ですが売り上げ金額では、IC6CL50(6色セット)が一番になります。これがエプソンのドル箱です。IC6CL50+IC6CL51は数量ベースで3.99%のシェアでした。

※%は、キャノン、ブラザー他、全メーカーのインクカートリッジに対するシェアです。(BCNに登録された商品)。

昨年から切り替わった70インクですが、IC6CL70L(大)とIC6CL70(小)合わせて2.65%でした。50インクの約2/3です。発売開始からちょうど丸1年としては、かなり近づいてきていますね。あと半年から1年程度でシェアは追いついて逆転しそうです。

50インクと70インクの売れ方の違い

BCNのデータを見ていて、面白い事に気がつきました。6色セットと単品のインクの販売比率です。50インクは、黒インク単品が6色セットの1.2倍売れています。黒インクは普通紙コピーや年賀状の宛名などで頻繁に使われるので、まあそんなものかなと納得できます。で、写真印刷でよく使われるライトマゼンダとライトシアンも単品で売れていると思いきや、6色セットのわずか1/5程度なのです。イエローは1/2、マゼンダとシアンは1/3程度の数量売れていますから、比率がやけに低いのがわかります。

理由として考えられるのは、ライトシアンとライトマゼンダが他の色に比べインクがやや多く入っている事と、50インクを使うEP-801A~EP-804Aは、オフキャリッジであるという事です。

オフキャリッジ(プリンタヘッドとインクカートリッジが別の場所にある)は、インク交換の際、ノズルクリーニングを行わないので、無駄なインク消費を防げます。とはいえ、50インクはインク容量が元々少ないんですけどね。

70インクは6色セット買いが多い

対して70インクですが、6色セット1個に対し、黒インクは約1/2個売れています。50インクに比べてかなり低いです。イエローは1/9個、他の色はランキングが低すぎて探すのを諦めました。70インクは6色セットを買う方がとても多いのがわかります。

理由として考えられるのは、70インクはインク容量が6色ともほぼ同じという事、オンキャリッジに変更された事、発売されて日が浅い事などが考えられます。

オンキャリッジ(プリンタヘッドとインクカートリッジが一体)なので、インク交換一色ごとにノズルクリーニングが行われます。1色ごとの独立インクは一見エコノミーなようですが、このノズルクリーニングをなんとかしないかぎりとてもエコノミーとはいえません。実際のプリントで消費されるインクより、ノズルクリーニングで消費されるインクの方が多いぐらいです。

70インクを使っている機種は昨年発売されたばかりなので、インク交換をあまりしていないユーザーが多いというのも考えられます。新しくプリンターを買うと、次に買うのは、とりあえず6色セットのインクという方がほとんどでしょう。その後、使い方によって減るインクがバラついてきますから、単色インクを購入するようになります。ヘビーユーザーでないかぎりは、年間に使用するインクはせいぜい2,3セットではないでしょうか。

小容量インクの売れ行きの違い

50インクになってしばらくして小容量インクの51インクが発売されましたが、あまり認知はされていないようで、IC6CL51はIC6CL50のわずか1/25しか売れていません。型番が違うのもわかりにくいのかもしれませんね。対して70インクでは、IC6CL70(小)はIC6CL70L(大)の約1/2売れています。ぜんぜん違いますね。

これは、型番が同じ70であることや、同時に発売開始したこと、Lという表示で、IC6CL70がスタンダードでIC6CL70Lが大容量と消費者に思い込ませるのに成功したという事でしょう。Lとはいっても過去のカートリッジに比べればかなり小容量なんですけどね。

合計金額ではまだまだ差がある

という事で、6色セットのみの売り上げでは50インクに追いつく気配が見えてきた70インクですが、単品インクも含めた売り上げ金額の合計では50インクの約2/5とまだかなり差があります。50インクはまだしばらくエプソンのドル箱、稼ぎ頭であり続ける事でしょう。

唯一BCNランキングに入っていたリサイクルインク

BCNランキングは純正インクばっかりでリサイクルインク、互換インクはほとんど入ってなかったのですが、唯一がんばってた商品がこちら。

ecorica エプソン用リサイクルインク 6色パック+ブラックインク1本IC6CL50+ICBK50互換 ECI-E506P+50BK
ecorica エプソン用リサイクルインク 6色パック+ブラックインク1本IC6CL50+ICBK50互換 ECI-E506P+50BK

50インクのリサイクルインク6色セットに、黒インクを一本おまけにつけたタイプです。50インクは黒の減りが特に早いですから利にかなってますね。エコリカは家電量販店どこにでも売っているから、まあよく売れているということでしょう。ネットで探せば怪しいぐらい安い互換インクもありますが、まあ自己責任でどうぞというしかないですね。

楽天市場では、インク福袋がやたらと幅をきかせて上位を独占しているようです。

楽天ランキング市場 インクカートリッジランキング

あとは、やはり純正インクが強いですね。コジマとかジョーシンとか、リアル店舗は元気ないけれどネットショップではインク安売りでがんばってます。

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