2007年5月6日

PM-G730を6色顔料プリンターにする。

3系のインクカートリッジが、ICチップのついたプラスチックごと簡単に取り外せ、これをつけかえれば、同じタイプのカートリッジを使ったプリンターのどの機種のどの色にも交換可能だと気がついて、どうしてもやりたくなってしまった。
ほとんど病気かも?目指すは普通紙最強プリンター。
結果がよければA550の後釜にするつもりだ。
エプソンが染料プリンターと同じ色構成のA4の6色顔料プリンターをなかなか作ってくれないので、自分で作ってしまえというノリである。

ジャンク品を探すより、新品の方が割安。バージン状態で使えるので、色の混入もない。
ということで、G730を9000円で購入。インク6色付だから、プリンターそのものは、3500円で買えたことになる。

PX-5500用のライトシアンとライトマゼンダを購入。それと手元にあるA550用の4色顔料インクを使う。

他に必要なものは、カッターと油性ペン。
G730についてきた染料インクから、ICチップのついたプラスチックをカッターで外し、間違えないようにペンでシアンなどと色名を書き込んでおく。これを顔料インクのチップと交換し、あとはプリンターにセットするだけ。
作業はいたって簡単。色の間違いにだけは要注意。

使っているのはノーマルのICチップだから、G730では顔料インクがセットされたとは認識されない。

さっそく、ノズルチェックを印刷してみる。詰りはなし!
いよいよプリント。手持ちのデジカメ画像を印刷してみると......かなりシアンカブリ!
プリンター側のマニュアル調整で、シアン-13マゼンダ+8ぐらいにすると、かなりいい感じになりました。
インクは5500のもので全部揃えたほうがバランスはよかったかもしれません。
イラスト、写真、テキスト×クリスピア、マット紙、普通紙など、あれこれ試してみました。

期待していた普通紙での印刷では、画質ではA550と同等ぐらい。スピードはちょっと速いです。
普通紙はインクの染み込みが激しいのと、表面が粗いので、6色による画質アップは難しいようだ。
さらに、グレーなどの線が紙によってはかなり滲む。
ライトシアンやライトマゼンダは色が薄い分だけ水分も多く、より滲みやすいのかな?
グレードのいいコピー紙なら、全然問題なしでした。
まあ、普通紙は4色でベストというか必要充分てことか?

テキストは、A550のインクを使用したので、バッチリ。普通紙フォトモードならとてもきれいに出ますが、A550よりちょっとスピード遅いかな。
写真印刷は、顔料に変えたので、クリスピアなどの光沢紙では、ツヤのムラが出てしまいます。好みはあるでしょうが、画質はなかなかのものです。マット系ならG930よりいいいかもしれません。
G930の色合いが好きでない、といってG5500は高すぎて手がでないというかたには、結構お勧めできます。
インク詰まりは、いまのところありません。
クリーニングの回数も少なめだし、経済的です。SSCでのリセットも出来ましたから、廃インクエラーの心配もなく、壊れなければ万年道具になります。
そして、ひととおり遊んで気に入らなければ、ICチップをリセットし、ノーマルの染料インクに戻せばいいのです。

さて、今セットしているインクが終わったら、
ライトシアンとライトマゼンダだけ染料にしてみるか?顔料と染料の合体プリンター。
あるいは、奮発して5500のインクで揃えてみるか?PX-5500の廉価版プリンター。グレーなし。
いや、5500のフォトブラック、グレー、ライトグレーだけ組み合わせてセットして、モノクロ専用顔料プリンター。
などと早くも次の組み合わせを考えている。本当にやりそうな自分が怖い。


カートリッジのインクのタンクとICチップのついたプラスチックの隙間にカッターや金定規などを差込んで、軽くこじると簡単に、分解できる。はずしたものは、また簡単にパコッとはまります。一度はずすとゆるくなるので、次からは道具なしで外したりつけたりできます。


上部のプラスチックの角のようなものの形で、色を区別。ICチップは基板の数字が違うから、機種、色ごとに違うのかなあ?ともあれ、ICチップのついたプラスチックごと取り替えることで、3○系のインクカートリッジは、互いに交換可能なのだ。合理化のための部品共通化のおかげだけれど、こんなことができるのは、後にも先にも、3○系のインクカートリッジだけかも。

G730にPX-Gインク

とりあえず、手持ちのG930のインク4色をG730にセットしてみた。フォトブラック、シアン、マゼンダ、イエロー。ライトマゼンダとライトシアンはG5500のもの。A550のインクと比較すると、G930のインクはマゼンダがかなり黄色がかっている。
この性か、赤黄色系の発色がうまく調整できない。そして、フォトブラックを使うと全体に明るくプリントされ、しまりがない。これを調整しようとコントラストや明度をいじくると、カラーバランスが崩れる。まあ、変な使い方を試しているのだから、仕方ないとしても、G930インクでは難しいようである。
唯一の救いは、フォトブラックを使えば顔料インクといえど、クリスピアでも光沢を失わないということ。

G730にPX-Vインク(A550用)とノーマル染料インク

インクをA550のものに戻し、今度は、ライトマゼンダとライトシアンだけをG5500のものから、ノーマルのG730用インクにもどす。
顔料と染料を同時に使うという、世界でもひとつだけ?のプリンターである。

ライトマゼンダとライトシアンは、G5500のPX-Pインクものより、G730のPM-Gのほうが色が濃い。とくにマゼンダは濃いようだ。その性か、カラー調整なしでもあまり気にならないプリントが出来るが、シアン-5ぐらいで私のモニターではかなり近い色でプリントできた。人肌もなかなかきれいだ。

普通紙でも、発色があきらかによくなり、にじみの増加も特に確認出来ない。もしかしたら、この組み合わせが普通紙最強プリンターかもしれない。染料インクを使うことで、退色の心配はでてくるが、色の薄い2色だけのことだから、全体への影響はすくないはず。

G730ノーマル

今更ながら、ノーマルの染料インク構成にして使ってみた。染料では、顔料に比べ、イエローが濃く、山吹色っぽくなり、マゼンダが少し鮮やかになり、シアンもちょっとだけ明るく、ブラックはかなり青みがかっている。
しかし、さすがにノーマルはきれい。クリスピアでも何もせずにきれいにプリントできるしG920と比べても遜色ない。マット紙でも自然なくっきりとしたシャープな描写が表現される。染料もいいなあと感心した。
普通紙でも、色合いはきれいにプリントされるが、顔料に比べるとちょっとぼやけて、線が太くなる。A550インクの方が普通紙の場合のみ、シャープで発色もいい。
普通紙テキストもフォトモードなら以外とくっきり出る。染料プリンターを買ったのも久しぶりだし、進歩しているんだなあ。

さて、あれこれ遊んでみたが、顔料にする意味はあったのだろうか?
普通紙、インクジェット専用でない様々な紙にプリントするときや、作品として、配布、販売する場合に保存性が求められるとき?
まあ、こういう玄人向きの用途には、プロセレクション?の高価なプリンターもあるし、商用的な使い方ならインクコストも気にしないのかもしれないが。私のように、素人がインクジェット専用紙以外の紙を使い、ローコストで商用印刷並の仕上がりを求める場合?には有効かも。
ともあれ、A550の後釜の顔料プリンタとしても使えそうなので、無駄ではなかった。現在の新製品は、インクカートリッジはさらに高く、インクは少なく、クリーニングは多めみたいだから、なるべく長く旧機種で3系インクを使いたいものだ。A720なども、普通紙より光沢写真に力を入れてるような気もするし。どんな感じなんだろうか。


ちょっとおすすめのインク構成。A550またはA650の4色インクにライトマゼンダとライトシアンのみ、G730の染料インク。クリスピアでは光沢ムラができますが、マット紙好き、普通紙中心ならおすすめです。
未だに販売しているPX-V630なんか買うより、楽しいかも。レーベル印刷も出来るし。

1件のコメント »

  1. またまた御邪魔しました
    こちらも是非
    チャレンジさせていただきます。

    コメント by とんぼ — 2011年11月9日 @ 11:08 AM

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