2016年1月29日

エプソンのエコタンク搭載プリンターEW-M660FTの5つの活用法

2月頃かと思ったら、1月早々に発表となりました。予想では、FAXありとなしで、カラー複合機2モデル投入程度ではと思ってたけど、実際はFAX付カラー複合機1機種とモノクロ2機種でした。海外でも販売台数を伸ばしているインクタンクを外付けにした大容量インクモデル、果たして国内でも受け入れられるのでしょうか?

最初の取り扱いは量販店すべてでなくLABIとかの大型店のみ、あるいはエプソン販売などの事務系の拠点からのスタートかとも思いましたが大手ネットショップをはじめ、あちこちで販売開始されるようです。中々強気ですね。

EW-M660FT

EW-M660FTは、海外販売モデルのET-4550と同等と思われます。ET-4550はFAX付複合機PX-535Fを両面印刷、大容量給紙トレー化したモデルに連続供給インクタンクをセットした形。インクタンクは通常カートリッジの50個分相当。USAでは約60,000円。交換カートリッジは黒大容量が2,400円。カラーは1,500円程度。

対して国内モデルEW-M660FTは、本体価格は税込み6万円程度。ビックカメラなどではポイント10%つくので実質54,000円ぐらい。交換インクは黒が1,800円、カラーが900円と、海外の価格より、本体、インクともに値下げして販売するようです。これはエプソン、売る気満々とみました。

カラーインクは染料インク

エプソンお得意の顔料インクはブラックのみで、カラー3色は染料インク採用です。なんでカラーインクが染料インクかというとコストダウンでしょうね。そして得意の強インクとどこにも書いてないので、製造コストが安く耐光性などが劣る旧タイプのインクの可能性もあります。

まあ、コピー紙使用前提でしょうからこれでもいいのかな。
さて、このプリンターを購入して、日常的にかなりの枚数を印刷する使い方なら、それなりにお得だとは思います。2年間で普通紙プリント1万枚って多い気もしますが、一年間250日稼働の事務所で一日20枚A4プリントすれば簡単に届いてしまう枚数です。

どんなユーザーの為のプリンターか?

EW-M660FTを使うユーザーで一番コスト的に有利なのは、とにかく沢山印刷する方です。マイエプソンに登録すると保証が2年間に延びます。その2年間にインクカートリッジを何本も使い切って、廃インクタンクの交換も2回ぐらいしてしまうほどのヘビーユーザーなら充分に元が取れるでしょう。その代わり、印刷スピードはカラーレーザーに比べると1/3程度になってしまうので、割り切りは必要です。

逆に、あまり使わない方が、EW-M660FTを購入するメリットはあるでしょうか?

仮にEW-M660FTを6年間インク交換なしで使えたとすると、一年当たりのコストは54,000/6=約9,000円となります。

同じ人が2万円のプリンターを購入して6年間使い、1セット7,000円のインクを年一回購入していた場合。一年当たりのコストは、(20,000+7,000×6)=約10,300円となり、こちらのほうが高くなります。

このように、あまりプリントしない人でも、プリンターが長持ちさえすれば、かえって割安となる場合もありますが、6年以上もプリンターがノントラブルというのは考えにくいし、このインク補充システムがそこそこの枚数をプリントする前提で作られているので、お勧めはしません。

EW-M660FTの5つの活用法

さて、記事タイトルの件ですが、普通の使い方以外に何か活用法はあるでしょうか?考えてみました。

その1 ついてきたインクは売却してプリンター本体のみ使う

2セットついてくるので、インクをヤフオクで裁けば8,000円ぐらいになります。本体にはさらに安い互換インクをボトルで買って使えば、印刷コストはさらに激安。

とはうまくいきませんね。交換インクが元々安いので、節約できても3,000円程度。しかも2年間の製品保証もなくなってしまいます。ですから互換インクの利用はせめて保証が切れてからでしょう。

その2 プリンターは売却してついてきたインクだけ使う

これも、全くお得感がありませんね。インクだけ残して、他のプリンターのカートリッジに補充して使うこともできますが、それなら交換用インクだけ買ってくればいいことです。

その3 激安写真プリント専用として使う

カラーインクが染料だから、まあこれも悪くはありません。しかし黒が顔料なので印刷設定で光沢紙を選ぶと黒が使われずに締まらないプリントとなります。仮に黒が使われても光沢に違和感がでてしまいます。この使い方も実用的ではないですね。EP-707Aあたりを安い互換インクで使いまわすほうが安いしきれいです。

その4 顔料インクにこだわって他機種の顔料インクで使う

付属のカラーインクを使わずに、例えばPX-B700の顔料インクを注入とかも出来ますが、90Lインクは4,000円、PX-B700本体も17,000円で買えるので、かえってコスト高ですね。インク残量とかのICチップがないから、どんなインクも使えてしまいますが、わざわざEW-M660FTにこだわる理由はないですね。

昇華型インク用に使うこともできるけど、もっと安いのも売っているしなあ。

その5 交換用インクだけ購入して別の機種にインクを使う

一番有用なのは、この使い方でしょうか。下手な互換インクではなく、安くてもエプソン純正インクですから、インクだけ買って、詰め替えて他のプリンターで使い回せばかなりコスト安でなんとなく安心な運用が出来ます。エレコムの詰め替えキットとかを使っているユーザーならありかもしれません。

しかし、1色100円で互換インクカートリッジが買えるのに、わざわざ手やテーブルを汚してまでインクの詰め替えをする方は現在はかなり少数なのではないでしょうか。自分も久しくやっていません。

結局、EW-M660FTを買ってしまったら、必ずエプソンのユーザー登録をした上で2年間の保証をつけ、おとなしくエプソンの言うとおりに使うしかないですね。それ以外の活用法はありません。考えるだけ無駄でしたね。


エプソン EW-M660FT エコタンク搭載プリンター ブラック

新品価格
¥57,980から

まあ、でも結構売れるんじゃないかな。自分の考えの及ばない使い方する人もいるだろうし。近くにお店のない山村、配送料が割高となってしまう遠隔地、例えば離島のホテルや民宿とかの事務用プリンターなどの需要にはピッタリな気もします。

あるいは、これまでの頻繁なインク交換、アッという間になくなるインク残量などにものすごくストレスを感じていた方は、このプリンターにするだけで幸せになれるかもしれませんね。

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