2013年4月18日

Color Navigatorが、スマートフォンのエミュレートに対応。

前回(スマートフォンやタブレット端末のカラーマネジメント。その1)の続き、その2になります。前回は無理やり、リモートデスクトップでモニタープロファイルを作りましたが、今回は天下のナナオの純正ソフト、カラーナビゲーターを使います。Color Navigatorが6.4.2.11にアップデートして、様々なエミュレーションに対応したようです。その中に外部デバイスの測定というのがあります。

WiFi経由でカラー測定出来る。

スマートフォンやタブレットが、Color Navigatorをインストールしたパソコンと同じLAN内(WiFi)にあれば、ウエブブラウザに測定専用ページを表示させ、測定が出来る仕組みのようです。ブラウザ表示さえ出来ればいいので、別にゲーム機でも、ノートパソコンでもOKです。

CG241Wでの測定の流れ

メインメニュー→高度な機能→タブレット/表示装置のプロファイル作成を選択。
測定後、プロファイルを保存→Device 日付.icm というプロファイルが作成されます。

メインメニュー→調整目標作成→プロファイルを読み込む→ここで先ほど保存した、Device 日付.icmを選択。→ColorEdgeの再測定→メインメニューに調整目標が追加される。

これをクリックすれば、測定したデバイスに近似した表示にモニター(ColorEdge)がエミュレートされる。説明書では、CG241Wはデバイスのエミュレートに対応していないので、メニューにはエミュレートという項目のボタンは出てきません。が、普通に出来てしまいますね。

デバイスプロファイルは作れるが、そのデバイスでは使えない。

例えば、Color Navigatorでノートパソコンの測定をしてプロファイルを保存できますが、そのノートパソコンでそのプロファイルを使う事はできません。プロファイルの中身は測定結果と、RGB一直線のガンマ補正カーブのみです。あくまで、カラーエッジでエミュレーションするためのデータでしかありません。

確かに、エミュレーションすると、iPhoneやGalaxy Noteの画面表示にモニター表示がとても近くなります。もちろん、全く同じにはなりませんが、アプリ開発とか、複数台でのiPadでのプロモーションとか、プロフェッショナルな分野では需要がありそうな機能ですね。私のような素人には、色域を測って遊ぶぐらいしか用途がありませんが。

Color Navigatorでの色域測定結果

最初に作成したDevice.icmが、デバイスそのもの測定結果です。エミュレーションで作成されるemulate.icmは、デバイスをエミュレートする時にColorEdgeで使うプロファイルです。エミュレート用のプロファイルの詳細を見るとデバイスの輝度と色温度がわかります。

SC-05D 色温度 7524K 輝度 155cd
iPhone5 色温度 6607K 輝度 140cd
L-02E  色温度 7256K  輝度 115cd

カラマネ的には、やはりiPhone5がバランスがいいですね。続いて色域です。

iPhone5

前回より、やや広くなってほぼsRGBをカバーしてますね。今回は輝度がやや高めだった性なのか、ソフトの精度がいいのか理由はわかりませんが、こちらのほうが信用できそうです。

iPhone5 3D LUT

デバイスの測定に3D LUTというのがあったので、試してみましたが、iPhone5ではほとんど差はありませんでした。ものすごく時間がかかります。

SC-05D

前回の計測と重ねてみましたが、ほぼ同じです。SC-05Dは焼きつき防止の性か、ディスプレイをONにできるのは10分までのため、3D LUT測定は諦めました。

L-02E

こちらも、同様の結果ですね。3機種とも、わずかにグリーン側が狭くなる計測結果です。

iPhone5 エミュレーションプロファイル(グレーの方)

デバイスとエミュレーション用のプロファイルを重ねると、こんな感じです。デバイスとカラーエッジの色域が同じになるわけではありません。どうやらBの領域はiPhone5のほうがCG241Wより広いです。当方のCG241Wもそろそろ1万時間ですから、かなりへたってきているのかも。

エミュレーションでやっている事は、結局RGBゲインと輝度の調整のようです。
今回のiPhone5のエミュレートでは、CG241Wの各ゲインが R 81.99% G 88.06% B 100% 輝度 38.5%に調整されています。目視でiPhone5とモニターを見比べてこの調整結果にたどり着くのは無理な話でしょうね。

Color Navigatorはナナオのディスプレイ、ColorEdgeシリーズでのみ使える、ハードウエアキャリブレーションソフトです。

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最近はライセンスがややこしくなっていて、古い機種や、安い機種では一部機能が使えなかったりするようです。こちらでご確認を。エミュレーションは、i1 Display Proではダメみたいですね。

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