2010年8月20日

昇華型プリンターを見直してみる。SELPHY ES1

ESシリーズとCPシリーズ

キャノンの昇華タイプのコンパクトフォトプリンターは2タイプあります。ESシリーズは、インクと紙が1セットになったカートリッジ一体型。CPシリーズでは、紙とインクカートリッジを別々にセットする必要があります。CPシリーズのほうが歴史があり、消耗品もたいていの電気屋においてあります。一方、ESシリーズは置いてない店舗も多いです。キャノンですら、そんな状態ですから、ソニーやパナソニックがたまに発売するようなプリンタは、使い続けるのは困難です。

キャノン SELPHY ES1

昇華型プリンターにも以前から興味はあったけれど、ハガキ大の大きさまでしかプリント出来ない事や、本体や消耗品が高いイメージがあり、手を出していませんでした。ES1も、当初は2万円ぐらいしてましたね。何年も前ですが。今はES40まで来てますね。消耗品は共通のようです。

ES1の特徴は、モノクロカートリッジがあった事です。これにちょっと惹かれてました。試してみたいけど、本体高いしなあということで、スルー。買わずに2年ほど過ぎたある時、所用のついでに寄ったアキバのソフマップで大量に中古が1980円で出てました。思わず買いそうになったのですが人に会う約束もあり、ソフマップのテープを貼った箱を抱えていくのもためらったので、またスルー。その後、ネットショップのソフマップで、同じ物を見つけ、1000円以上で送料無料になるタイミングで買おうと待っていたら価格も下がり、結局、送料込み1,000円ポッキリでES1を手に入れました。

現在でも、ソフマップでは中古の昇華プリンターがたくさん出ています。機種も最近のタイプES3やES40になってますからお買い得です。インクジェットもそうですが、昇華型プリンタはさらに値崩れが激しい商品。新品買うのはほんと馬鹿らしい。購入したのは1年半以上前ですが、なんとなくメモしておきます。消耗品が共通なので、最新型のES40でも、基本的に画質は変わらないでしょう。印刷スピードも変わらないようだし。

セルフィES1
イルミネーションがかっこよかった初代ES1

印刷工程

昇華型プリンターでは、色の付いたシート(フィルム)から印画紙にインクを熱転写することでプリントします。一度でなく1色ずつの転写です。イエロー、マゼンダ、シアンときて、最後はクリアー(オーバーコート)です。オーバーコートによって、全体に均一なツヤと、プリントの耐久性(直接インクが空気に触れない)も高めることができます。印画紙は4往復してから排出されるので、スピードはあまり速くはない。1枚50秒程度。

画質

インクジェットと違うのは、色がCMY3色しかない事です。K(黒)を使わないのは、技術的な問題でなく、コストと印字スピードアップの為なのでしょうか。昔からこうです。そのため黒がやや締まりません。あとは、熱転写の限界でしょうか、ごく明るい色で彩度が落ち、黒に近い暗い部分は潰れがちでディテールが失われます。それ以外の中間の色域はよく発色します。明るい部分や暗い部分の割合が多い写真データは、がっかりする事になりますが、中間色の多いスナップ写真などでは、充分見られるプリントが出来ます。

300dpiの解像度ですが、1ドットでいろんな色を再現でき、隣り合う色とのつながりも滑らかです。インクジェットのように、調子が悪いとスジがでたり、ツブツブ感はありません。しかし、20枚に1枚ぐらい、ホコリをかんでしまう事があります。普段の保管はビニール袋などにいれておくとか、注意が必要です。

印刷コストが変わらないというメリット

一ヶ月使わなかった6色インクのインクジェットプリンターで、L判を一枚だけプリントする時のコストはいくらかかるでしょうか。この場合、1セット6000円の約1/15~1/20のインクがヘッドクリーニングで消費されたあとにプリントされます。つまり、L判一枚300~400+20=320~420円です。運が悪ければヘッドクリーニングを繰り返すハメになり、これ以上かかってしまいます。昇華プリンターなら、たとえ半年放置してもコストは変わりませんし、壊れる心配もありません。毎日使おうが、一年一回だろうが、L判1枚25円程度です。コストが決まっているというメリットはとても大きいです。本体も小さく邪魔にならないですから、他のプリンターとの併用は賢い選択です。

パソコンからのプリント

パソコンなしでのプリントが基本です。もちろんパソコンからのプリントも出来ますが、デフォルトでは、なぜか青黒いプリントになってしまいがっかりします。プリンタードライバーで、明度と色味を一段階調整すると改善しましたが、レタッチを反映させて追い込んでいくようなプリントには向いていません。

モノクロプリント

これも試してみたかった事のひとつなので、やってみました。モノクロは消耗品が割高です。個人的な思い込みとして、モノクロプリントは、3段階ぐらいのインクを使うものだと思い込んでいました。グレー、中間グレー、ブラックとかね。だって割高なんですから。ところが、実際はインクは黒一色のみでした。黒→オーバープリントの2工程で、カラーの半分の時間であっけなくプリントされて出てきてしまいました。こうなるとありがたみが薄れ、なんか損した気分です。これはボッタクリに近い。

モノクロとカラー1セットのみは、新品のカートリッジを購入しましたが、あとはジャンクな消耗品で済ませています。まだ100枚程度の使用ですが、本体の耐久性はどうなんでしょうね。まあ、壊れたらまたソフマップで、中古ES40でも買えばいいだけなんだけど。仕事の記録用とか、その場でプリントして差し上げたりもできるし、一台あるとなかなか便利ですよ。

CP800が発表されました。液晶がチルトして、使い勝手が向上したようですね。続いてES50もあるのかな?

ソフマップ・ドットコム

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