Canon PIXUS iX6530の新品がやたらとオークションに出ている理由
PIXUS iX6530はA3としてはコンパクトで使いやすいプリンターだと思います。インク容量の少なさ以外はね。発売後半年もたってないけど最近やたらとオークションで見かけるから不思議に思ってました。
でも、理由がわかりました。それはこれ。
古いプリンターの修理対応をやめて、代替機としてiX6530が提供されているようだ。
ジャンクな6100iを修理に出せば、7,350円でiX6530が手に入るわけだ。それをオークションで売れば、1万円は軽く抜ける。かなりおいしいじゃん。なんか普通に買うのが馬鹿らしいね。
キャノンにプリンターを修理に出すと、代替機を提案されるというのは、ずいぶん知れ渡ってきました。それでも修理を強引に依頼すれば、ないと言っていたパーツがどこからか出てきて、修理して貰えるという事も。ip8600をpro9000に交換とか、昨年まではしてくれたようだけど、今はどうなのかな?
結果としてジャンクな6100iでさえ、オークションで高値をつけるようになってしまいました。5,000円で落としたって、13,000円でiX6530になるわけですからね。今度、ハードオフで見かけたら、ゲットしなくては。
それにしても、修理不能の言い訳とか、とても大企業のやることとは思えません。生産と違って修理は日本国内ですから、日本人の労働コストがかかるのはわかります。でもブランドイメージとか、コスト以上に大切なものがあるでしょうに。せめてエプソンにだけはいつまでも修理を続けてもらいたいものですけど。
高い国内価格
このiX6530(海外ではiX6520)は、海外では、現在$199→$149まで値下がりしています。国内ではまだ、最低価格で26,000円ですから、かなり高い。この一万円以上の価格差の中には、代替機として提供されるコストまで入ってるんじゃないでしょうかね。全く、普通に買うのは馬鹿らしいプリンタです。
販売をやめたはずのプリンターヘッドが未だに販売されている。
キャノンのプリンターの修理は自社だけではなく、子会社とか、協力業者で行っています。そういうところには、保守用にプリンターのパーツは供給されています。修理対応を止めたり、交換対応になった古いプリンターのプリンターヘッド部品などは行き場がなくて在庫処分に困っていることでしょう。
まあ、どこから出てくるのかは知りませんが、ヤフオクでも楽天オークションでも、プリンターヘッドは、細々とですが、出品され販売され続けています。
それほどボッタクリ価格ではないし、新品ですから安心です。
2014年2月 後継機種発売開始
iX6530の後釜が2機種発売されました。小さかったインクカートリッジも大きくなり、無線LANにも対応。さらに価格が値下げされました。
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Canon インクジェットプリンター PIXUS iX6830 新品価格 |
性能的にも価格的にもiX6530を買う理由はなくなってしまいましたね。
単純にタイの洪水で部品の供給が間に合わないので
在庫が残っていたこの機種を代替機として回していると思うんですが?
コメント by JJ — 2012年3月5日 @ 8:51 AM
日付見てくださいな。この記事は洪水が起こる前に書いたんですよ。それに過去の機種の部品なんて、とっくに製造中止になっていて、在庫限りです。タイの影響なんてあるわけない。
それにしても、iX6530はネット通販ではどこも品切れ状態ですね。オークション価格も高値安定のようです。これは決してこのプリンターに人気があっての事ではなく、生産再開の順番を後回しにされているだけでしょう。最優先で生産再開された売れ筋のMG6230はやっと在庫も潤沢になってきて価格も適正になりつつあります。
iX5000も修理に出すと、iX6530に交換を提案してくるようになったようです。販売店が品切れ状態でも、修理交換用の在庫だけは、メーカーは在庫しておくんですねえ。
好条件と喜んで交換に応じたユーザーは、後になって、あまりのランニングコストの違いに泣く事になります。
コメント by junky — 2012年3月5日 @ 9:56 PM
うちで7年ほど使っていた6500のヘッドがダメになってしまい、
交換部品もないとのことで、本日6530への交換をOKしたところです。
OKしてから一応調べてみると、6530ってインク代かかりそうですね。
うちにある6500用の非純正インクは捨てるしかないし、
なんかムダが多いなあって感じがします。
コメント by うし — 2012年5月15日 @ 2:28 PM
そのような事情は全く知りませんでした。私は5,6年前から2台のiX5000を交互に修理に出しながら使ってきました。昨年1台目が故障しもう部品がなくて修理はできない。後継機を修理代と同じくらいで提供するということでiX6530を買いました。最近2台目も故障して処分待ちですが
インクが4セット残っており捨てざるを得ないのかと迷うっているところでした。そのような事情ならもう一度無理やり修理をお願いしてみようかと思います。
それにしてもどのメーカーも次々に新機種を開発しインクも同じものは採用せず必ず違うものを採用してユーザーを泣かせています。このような事情をメーカーはどのように考えているのでしょうか?これからも本体の儲けを少なめにしてインクで儲けようという方針なのでしょうか?
コメント by 小寺 重盛 — 2016年7月29日 @ 6:19 PM
iX5000の修理受付は2016年3月に終了しています。メーカーは修理も交換も対応してくれません。
コメント by junky — 2016年8月2日 @ 9:13 AM