2006年9月1日

4800dpiで遊ぶ

4800dpiでスキャンすると、いったい何が見えてくるのか?顕微鏡的な興味でスキャンしてみる。
エプソンGT-F600を使用した。

といっても何も思いつかないので、プリンターの印刷結果をスキャンしてみた。

SONY DSC70で撮影した画像の一部。
300万画素も拡大すれば、ただのモザイク。
決してハレー彗星などではなく、プラム(果物)のハイライトである。
拡大縮小はせず、400dpiにてL判サイズにトリミング。
これをPX-A550で、顔料専用光沢紙にL判に印刷したものを4800dpiでスキャン。
ドットの一粒ずつが見えてくる。実際のプリントでは2ミリ角の大きさ。

さらに、MP500でキャノンのプロフォトペーパーにプリント。規則性のある配列が見れる。

G920でクリスピアにプリント。一番粒子が目立たない。

この画像は商業印刷でも使用したので、印刷物からもスキャンしてみた。

拡大するとこんなに荒いのに出来上がりは、シャープでくっきり。色合いも自然で、インクジェットに全然負けてない。
人間の目の限界?性質をうまく利用した技術である。

プリントしたものを、実際に目視する限りでは、G920とMP500の画質の違いはわからない。A550は、ちょっとだけ粒状感はある。
元のデータを、どのように解釈して実際の印刷が行われるのか、ここまで拡大すると機種ごとの違いがわかって面白い。
ただ、4800dpiというとものすごく細かいイメージがあるが、これらのプリントを15倍ルーペで覗いたほうが、全然くっきり見える。
感覚的には、4800dpiはルーペ5~10倍程度と同等?かな。

ルーペについていた目盛をスキャンしてみる。1目盛は0.1ミリ。
4800dpiでは、計算上は0.1ミリの間に18ピクセルぐらい画素があるはずだが。
たしかにドット数はそれぐらいあるようだ。


300dpi
なんだかわからん。


600dpi
目盛だということは、わかる。


800dpi


1200dpi
だいぶはっきりしてきた。


1600dpi


2400dpi
このスキャナーでは、一番解像感のある解像度かもしれない。


3200dpi


4800dpi
たしかにドットは細かくなるのだが、見えなかったものがはっきりと見えてくるのではなく、
大きく、ぼんやりと拡大される感じ。


9600dpi
副走査は9600dpiだから、どうかと思ってスキャン。
やはり、大きくぼんやりするだけ。

解像感という言葉がよく使われるようだ。解像度は、メーカーが示す機械的な仕様であるが、解像感とは、ユーザーが実際にスキャナーなどを利用して画像を取り込んだ時の、使用感ともいえる。
フィルムでいえば、隣り合う粒子の色の違いをどれだけ、くっきりと拾い出せるかということだ。
そういう意味では、このGT-F600では2400dpiぐらいまでが、解像感のある解像度といえるかもしれない。
フラットベッドがフィルムスキャンに及ばないのも、この解像感の違いが大きいのだろう。
でも、ぼんやりした4800dpiの画像にも、それ相応の情報量が取り込まれているはずなので、レタッチ好きであれば、補正をうまくおこなえなえば、見えなかったものも見えてくるだろうし、そういう楽しみ方もあるわけだ。

ハッブル宇宙望遠鏡などの画像だって、きっとレタッチしまくりである。
そうでなければ、あんなに鮮やかな星雲などの画像ができるはずがない。
だれも、本物の星雲を肉眼ではみれないので、この画像ちょっとシアンかぶりしている、なんて文句も言えないが。

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